第九殺九蘭王馬の日常から憤怒のクレシェンド。
その中でも最悪と呼ばれる真宴高校番長
第三体育館、第一は校内賭場、第二は校内クラブ、第三は校内コロシアムとなっている、ここに集まったら五秒でバトルである。
ギャング、シュトゥルム、幹部、マッハマン、魔人としてその名前の通り超高速移動を武器にする。
『狂熊』、
『貴腑人』、
「即興四天王っていうの?いいねぇ、どんなカルテット奏でてくれるのかなぁ!?」
九蘭王馬は四人の前に悠々と歩を進める、何も技法もない、油断しかない。
「シャアオラァッ!死ねぇ!?」
真っ先に飛び出したのはもちろんマッハマンである、だがそれをかかと落としで頭から踏みにじられてそのまま頭は地面とキスだ。
「ゴディバッ!」
「ゆうべかぁ~~ちゃんと寝った時に~~~」
九蘭王馬は歌を歌う。
「ハァァ!?」
劉紅雪が吹雪を放つ、空気中の水分を不純物と混ぜて凍らせて雪にする、それを濃密に固めて氷柱のようにしてかなりの数放つ。
「竹藪で~~」
九蘭王馬は歌いながらも、反射神経で全てかわした、そのまま懐に潜り込んで腹パン。
「グフェッ!」
「グリズリートランスゥ!?」
獣沢轟太が熊となって立ちはだかる。
「虎と会ったのさ」
なぶる、弱い立場の者などを、おもしろ半分に苦しめたり、もてあそんだりする事の意味だがそれが顕著に現れてるのはこの場面において他ないだろう、人と熊、体格差があり、熊による人の殺傷事件は度々世間を賑わし空手家が山籠りしたら熊を倒す事であるがそれが出来るなら人間なんてもう相手しなくてもいいだろう、そんな対立に違和感しかないがこの番長ならばそれはもはやありきたりだ、ヴァニラ・フィクションといってもいい。
殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る殴る
それだけが耐えず繰り返されていた、熊は威嚇のポーズをとったままその姿のまた後ろに倒れふしていった。
「その虎はぁ~~~」
三堀楓子はその惨状に怯んでいた、しかし、攻撃をする。
「ノーグッド!グロテスク!」
臓物が彼女の腹部から垂れ流れまくる。
それを九蘭王馬は一つ手に持ち、そのまま思い切り上にふり、彼女を地面に叩きつけた、その後、慈悲も容赦もなく、倒れこみながらとどめにエルボー・ドロップを頭部に当てる、それはもうおびただしい流血になる。
「なんだぁ!?伴奏すら終わってないぞ!?おいおいおいおい!んーまっ!解散!」
九蘭王馬はその場を後にした。
九蘭王馬はそのまま学校をサボり、夜まで一人街をぶらついた後、公園に向かった。
そこにあった死体、その死に様、殺し方、攻撃の仕方といっていい、彼には見覚えがある、彼が唯一、倒し損ねた相手である。
「やっぱ生きてたんかアイツ~~~」
九蘭王馬は憤怒の形相を浮かべた。
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