第7話 お待たせ!




 「……はい。これでトウヤさんも最高位である第一階級アインス探索者です」

 「どうもです」


 1階に戻ると、第一階級探索者用なのだろうか? 受付嬢さんからプラチナというか、白金に輝くゴージャスな探索者カードを貰う。


 なお、受付嬢さんは声音こそ変わっていないが、その表情からは隠しきれない興奮が伝わってくる。


 「……そんなに凄いですか?」

 「それは、そうですよっ。第一階級と言えば全探索者の憧れ。それをソロでやり遂げたトウヤさんは、言わば伝説のようなものです。それが、自分の担当した探索者さんから出るなんて思いもしませんでした」


 言って、「とはいえ昨日が初めてでしたが」と、少し訂正をする。確かに、俺を担当したと言うには些か短すぎる期間だ。


 「まぁ、ギルドマスターから出来るだけ事を大きくしないようにと仰せつかっていますので、基本隠しておきますが。それがなんというか、少し残念なんですけどね……」

 「ハハハ。えぇ、まぁ、そうしておいて下さい」


 今の状態で第一階級になったとか広まったら、絶対的に絡むやつが多くなる。昨日のマスルのような奴は特にだ。


 ただでさえ悪目立ちしているのだから、これ以上目立つようなことは慎んだ方がいいと思う。なのにこんなビッグニュースを自分で持ってくるんだ。一体どういう考えをしているのか俺自身に聞いてみたい。


 「トウヤさんはこれからどうするんですか?」

 「この後は普通に宿に戻りますけど」

 「あ、いえそちらではなく。探索者稼業のことですよ」

 「あぁ、そっちですか。ギルドマスターからやってくれと言われていて、暫くは引き続き行けるところまで行く感じですかね。レベルアップもしたいので」

 「す、既に十分レベルアップなされたのでは? というか昨日のって絶対に虚偽の申告ですよね? 本当より弱いっていう意味で」

 「それに関してはノーコメントで。レベルアップですが、基本雑魚敵は無視して階層主フロアマスターだけを倒してきたので、思ったよりは上がってないんですよ」

 「そ、そうなんですか……」


 この世界ではボスでレベルアップというのは効率が悪い。どちらかと言えば、150レベルのボスを時間をかけて倒すより、100レベルの雑魚敵を索敵爆散サーチ&デストロイ(酷い当て字である)して倒した方が早いと思う。

 俺の場合ボスも瞬殺はできるが、リポップ時間があるので、結局雑魚敵倒した方が効率は断然いい。最近は何故かレベルアップの速度も上昇している気がするし。


 単に敵が強いからってだけかもしれないがな。


 そして、今回迷宮に行ったのは言わばお試しで、明日はちゃんとレベルアップも兼ねて攻略していこうかと思う。


 「それにしても、このカード凄い目立ちますね。やっぱり揉め事を回避する用だったりですか?」

 「それもあります。階級が高くなればなるほどカードには特殊な素材が使われるようになるので。例えば第三階級ドライ第二階級ツヴァイは薄いミスリルでコーティングしてあったりですね。一方で、こちらは純ミスリルでコーティングしてあります。純ミスリルはミスリル以上に希少なのですが、それだけ第一階級探索者が特別である証拠ですね」

 「へぇ~、なんか盗まれそうで怖いですね」

 「第一階級の人から盗もうとする人なんて早々居ませんよ。百階層なんてのを私も知識でしか知りませんが、並大抵の人がクリア出来るはずないので」


 なるほど、ミスリルと純ミスリルか。大方不純物が多いのとほぼ無いのみたいな感じだろうが。 


 そう言えば、この世界には所謂"ファンタジー鉱石"があるらしい。ミスリルしかり、他にもオリハルコンやアダマンタイト、ヒヒイロカネ……こういうところも万国共通なのかね。いや、万世界?


 にしても百階層そんなに強いか? いや、まぁ強いからこうなんだろうが。そのうち来るとかいう勇者を後で少し拝見させてもらうか。勇者の強さと百階層を比べてみたい。

 

 「さてと、では俺は帰ります。また明日来ますね」

 「はい、分かりました。あ、魔石の買取なんかは……」

 「使い道があるので今は大丈夫です。でも素材は売らせてもらいます」

 「分かりました。今回は私が買取をさせて頂きます」

 「じゃあ今回はコレとコレとコレで……」

 「はい、えーっと、金貨15枚での買取となります」

 「……意外と高いですね」

 「それだけ希少ということですよ」


 金貨15枚……150万円……。

 たった一日、しかも特に苦労した覚えはないし、まだまだ沢山素材持ってるのにこれだぞ? 出した素材十数個だけだぞ?

 これが第一階級探索者の稼ぎか……まぁ、そんな金額をポンと出せるギルドもギルドだけど。こんなことしてたらすぐに金がなくなりそうだが、やっぱり素材の使い道が広いのかね? そっから入ってくるのか。


 「と、俺はこれで帰ります」

 「はい。お疲れ様でした。お気を付けてお帰りください」


 俺にお気をつけてって、俺が気をつけなきゃいけないような案件って結構ヤバくないか? いやまぁ定型句だろうけどさ。

 

 探索者ギルドから出た後は、そのまま宿へ直行。お金はしっかりと『無限収納インベントリ』に仕舞ってあるから問題無しだ。


 チリンチリン、と扉を開けると同時に扉についてる鈴(?)が鳴る


 「いらっしゃいませー! って、トウヤさん、お帰りなさい!」

 「ども。取り敢えず一泊分のお金ね」

 「はい、ありがとうございます! それで、食堂で食べていきますか? 後2席ぐらいは空いてますよ」

 「じゃあ食べてくよ。取り敢えず昨日と同じでオススメお願い」

 「かしこまりましたー!」 


 また食堂へと戻っていくライラちゃん。その後に続くように俺も入っていく。


 やっぱりこの時間帯は人も多く、探索者というのもあってか結構大騒ぎ。毎朝の掃除が大変だとわかる瞬間だ。本格的に手伝いたいと思うね。


 空いてるらしい席に座り、食事が来るまで待つ。みんな立ったりなんなりで結構好き放題してるから、どこが空いてるのか分からんのだ。そういうのも見極めないと、揉め事の火種になるんだが。


 幸いにして誰も座っていなかったらしく、俺は無事普通に食事を迎えることが出来た。



 ◆◇◆



 【ヴァルンバ】に来てから、3日目


 少し早めに起きた俺は、昨日忘れてしまった素振りをすることにした。


 この時間帯はまだラウラちゃんも起きていないらしく、食堂には誰も居なかったため、しんと静まり返った宿内。宿から出て裏手に回る。


 十分なスペースのある庭っぽい場所。周囲に人がいないことを確認してから、『無限収納インベントリ』から特異剣を取り出して、素振りを開始する。


 ヒュン!! ピタッ!


 風切り音がし、正面数メートルほどの草を風圧が揺らす。

 

 「そう言えば、いつの間にかグレイさんと同じ感じの音が出るようになってたな」


 1ヶ月と一週間ほど前までは、自身と音の違うことにビックリしてたのに、いまやグレイさんと同じ。

 成長が早いと、本当に自分でも驚くな。


 ……いや、謙遜はやめよう。多分俺はグレイさんよりも剣術が上達している。技術然り、スキルレベル然り。

 

 「そう言えば、そろそろレベル10になったか……ん?」


 久々に自身に[鑑定]を使用してみて、俺は目をこすった。

 鑑定結果が、色々とおかしかったからだ。



────────────────────


 保有スキル

 

 武器術

 [真剣術Lv.1][槍術Lv.7][弓術Lv.7]

 [杖術Lv.7][棍棒術Lv.5]


 戦闘補助

 [近接戦闘の極意Lv.1][集団戦闘Lv.6]

 [不意打ちLv.9][急所狙いLv.9]

 [照準Lv.8][挑発Lv.9][剛力Lv.6]

 [金剛Lv.6][格闘術Lv.9][肉体掌握Lv.1]

 [体幹Lv.8][平衡Lv.8][飛剣術Lv.9]

 [威圧Lv.8][闘気Lv.6][動作省略Lv.6]

 [二刀流Lv.5][先回りLv.5][状況把握Lv.5]

 [手加減Lv.6]


 運動

 [神速移動Lv.1][縮地Lv.1][立体機動Lv.8]

 [運びLv.8][隠密Lv.9][跳躍Lv.6]

 [垂直跳びLv.6][空中移動Lv.6][空中機動Lv.5]

 [悪路走行Lv.5][壁走Lv.5][瞬発Lv.8]


 魔法

 [魔鎧Lv.1][魔刀Lv.1][魔力消費超軽減Lv.1]

 [魔力質超上昇Lv.1][多重術式Lv.1][遅延発動Lv.1]

 [条件発動Lv.1][属性融合Lv.4][魔法融合Lv.4]

 [火炎魔法Lv.1][海洋魔法Lv.1][暴風魔法Lv.1]

 [大地魔法Lv.1][神聖魔法Lv.1][暗黒魔法Lv.1]

 [虚無魔法Lv.1][快復魔法Lv.1][黒洞魔法Lv.1]

 [次元魔法Lv.1]


 その他

 [速読Lv.9][速筆Lv.8][採取Lv.7]

 [競歩Lv.1][掌握Lv.1][コイントスLv.8]

 [計算Lv.8][質問Lv.7][尋問Lv.6]

 [交渉Lv.6][観察Lv.6][偽表情Lv.6]

 [誘導Lv.5][大声Lv.6][動物解体Lv.7]

 [生体感知Lv1][生体遮断Lv.1]

 [危険予知Lv.1][思考速度超上昇Lv.1]

 [思考超加速Lv.1][多重思考Lv.1]

 [思考領域拡大Lv.1][記憶領域拡大Lv.1]

 [瞬間連想Lv.1]


 強化

 [反射神経超強化Lv.1][五感超強化Lv.1]

 [身体能力強化Lv.7][動体視力強化Lv.7]

 [毒耐性Lv.9][麻痺耐性Lv.8]

 [威圧無効Lv.-][グロ無効Lv.-]

 [恐怖制御Lv.-][臭い耐性Lv.8]

 [千里眼Lv.1][超聴覚Lv.1][悪食Lv.7]

 [絶倫Lv.5]


 エクストラスキル

 [完全無詠唱化Lv.-][身体操作Lv.-]

 [幻踏Lv.1][魔力支配Lv.1]

 [パラメーター倍加Lv.1]


 ユニークスキル

 [成長速度上昇Lv.-][因子適応Lv.3]

 [完全記憶Lv.-][禁忌眼Lv.1][偽装Lv.-]

 [迷宮内転移Lv.-][迷宮核操作Lv.1]

 [繁殖Lv.-][道徳観欠如Lv.7]

 [倫理観欠如Lv.7]

 


 異能

 【吸収Lv.-】

 【神童Lv.-】

 【魔眼Lv.1】


 魔眼

 【魔力視】


 称号

 《女神の加護》《異世界人》《勇者として召喚されし者》《虐げられし者》《異端なる者》《全属性保持者》《ポーカーフェイス》《人型図書館》《強者殺し》《護りし者》《ハイオーガ殺し》《鬼神殺し》《迷宮攻略者》《迷宮の主》《悪食》《魔を喰らいし者》《人助け》《鈍感系主人公》《魔物解体者》《瞬殺の一撃》《神の領域に手を伸ばす者》《禁忌を覗く者》《剣聖》《火王》《水王》《風王》《土王》《光王》《闇王》《無王》《聖者》《万有引力》《時空の支配者》《賢者》《魔改造》《技巧者》《軽業師》《第一階級探索者》


───────────────────


 俺はもう1度目を擦った……が結果は変わらず。そもそも視界に出ているのではなく、正確には直接脳内に浮かび上がっているようなものなので、特に意味もないのだが。

 幾つかスキルが消えて、代わりに知らないスキルが出てきている。


 その筆頭として[剣術]が、恐らく[真剣術]とやらに変わり、レベルも9から1へと戻っている。いや、多分10になりスキルが変化して1になったのだろう。


 他にも、魔法は軒並み名前を変え、上位互換っぽくなっている。

 [火炎魔法][海洋魔法][暴風魔法][大地魔法][神聖魔法][暗黒魔法][虚無魔法][快復魔法][黒洞魔法][次元魔法]……俺はラスボスか何か? 魔法の名前が仰々しいし、全体的に範囲が広がってそう。海洋とか、海かよ。広すぎだろ。


 黒洞は……多分重力の上位互換で、ブラックホール? 当て字がそんな感じだった気がする。


 他にも、魔力操作、感知、隠蔽が無くなり、代わりなのだろうか? [魔力支配]というのがエクストラスキルとして出現し、それに加えて、[高速詠唱][詠唱破棄]も無くなり、[無詠唱]から[完全無詠唱化]へと変化した。


 [魔力支配]は、魔力を支配できるとのこと。まぁ単純に効果が上がったと見ればいいのか。

 [完全無詠唱化]は、無詠唱がフル詠唱と同じ役割を果たすようになり、威力の減衰がしなくなるらしい。やったね大ちゃん、チートが増えるよ。


 しかも普通の詠唱時も、[高速詠唱]と[詠唱破棄]の効力は無くならない模様。統合されたのかね。


 後は危険だという意味で、[道徳観欠如][倫理観欠如]。どうやら道徳観と倫理観が局所的に欠如することがあるそうだが、まずね、道徳観と倫理観の定義を教えて欲しいって。漠然とした感じじゃわかりませんよ。


 まぁ多分、最近感じてる"すぐ暴力的な思考になる"なんかがその例だと思うんだが。『ことがある』ということだから、持続性はないのだろう。

 たまに効果が出るランダム発動的な感じか。意識してれば多少は抵抗できるのかもしれないので気をつけておこう。


 というかスキルにもデバフとかあんのね。取得時期は絶対的に盗賊殺した時だろ。あの殺し方そんなに悪かったか? 大量殺人鬼とかの方が全然酷そうなんだが。

 あ、大量殺人鬼もみんな持ってるのか。逆に俺が持ってしまったのがおかしいと。


 その他にも[〇〇強化]が[パラメーター倍加]と一つに統合。しかもレベル付き。つまりレベル分倍加するという事か?

 だとしたらヤバイな俺のパラメーター。というかずっと【筋力】とかをステータスと思ってた罠よ。ならせめて記載ぐらいしろよ。


 後は[鑑定]が[禁忌眼]というヤバそうな物にもなっていた。


 そして存外気になるのが、[歩行]が[競歩]、[梱包]が[掌握]というスキルへと変化した。[競歩]って、歩くのが早くなるのだろうか。あまり意識してないのでわからん。

 [掌握]は……名前は割と凄そうなのだが、説明文は相変わらず『掌握が上手くなる』という不親切なもの。[鑑定]から[禁忌眼]へと上がったんだからそのぐらい見せてくれてもいいんじゃないですかね?


 その[禁忌眼]だが、説明文を見てみたらヤバイことが発覚。


 『この世のありとあらゆる事象を鑑定することが出来る。過去や未来のものを見るためには相応のレベルと魔力が必要』


 ここ、"ありとあらゆる事象を鑑定"……つまるところ、この世で起こっている全ての事柄を俺は鑑定することができるということだろうか?


 いや、だが恐らく鑑定するためには直接目にしなければならないはず。つまり、自身が見た事象を鑑定することは出来ても、他国の情勢を知ったりはできない……。


 力はある方が嬉しいが、バケモノ扱いは嫌だから程々が丁度いいなと思った瞬間だ。


 レベルが上がれば過去と未来も見えるから、もうバケモノみたいなもんだがな。魔力の消費だけじゃ釣り合わねぇよ。


 ただ、従来通り鑑定は出来るし、精度も上昇しているから、便利になったのは間違いない。


 そしてポツンとさりげなく増えている異能。今回増えたのは【魔眼】のようだ。やはり一定以上経験値みたいなのを貯めて、尚且つ1度でも前の異能を使ったことがあるのが条件だろうか。

 どうやら様々な能力を付与した眼を与えるものらしい。新たに増えた【魔眼】という項目には、【魔力視】というのが既にある。名前の通り、今までは感覚でしか捉えることが出来なかった魔力を視認できるようになったということか。


 今までは感覚、[魔力感知]だけで十分だったからあまり使い道はなさそうだ。強いて言うなら、魔力を視認するのだから、[魔力隠蔽]とかそこら辺が効かなくなりそうだということか。



 さて、次に気になった……というより目を惹いて止まないのは、新しく増えていた欄である『称号』だ。

 スキルの更に下に『称号』という欄が新たに存在していたのだが、そこには俺の称号らしきものが記されていた。


 [鑑定]では無理で、ありとあらゆる事象を鑑定することが出来る[禁忌眼]でようやく見れるようになったということから、この称号とやらは本来見えるものではないのだろう。俺の他に禁忌眼を持ってる奴が居る可能性も少ないだろうし。

 ───が、内容が少し酷すぎやしませんかね?


 まず量。明らかに多いです。多すぎです。どんだけあるんだよまじ引くわ。

 特に《鈍感系主人公》! この称号は不適切過ぎないか?

 色々と思うところがあるが、一つ言えるのは、俺は別に鈍感系主人公という訳では無いという事だ。


 ……いや、冗談は置いといて、本当に危ない称号は《神の領域に手を伸ばす者》と《禁忌を覗く者》だろう。《女神の加護》はきっと召喚された時だろうが……また確信には至っていなかった女神の存在が確定したのだがどうしよう。


 つーか考察内容が多すぎる! スキルは軒並み変わってるわ新しく称号とやらが追加されてるわで纏められんわ。しかも量が多いし。


 取り敢えず称号は鑑定出来ないので不明。ただの称号なのか、それともスキルのように効果のあるものなのか……。


 スキルの方も、大体は予測できるからそれで良いだろう。分からなかったらその都度鑑定だ。

 うん、オッケー! 素振りに戻ろう!





 ……いや、現実逃避は良くない。そろそろ本当に見つめた方がいいな。


 [絶倫Lv.5]


 ……


 [絶倫Lv.5]


 ……どゆこと? ねぇどゆこと? 俺何もしてないよね? ナニ〃〃もしてないよね? マジで。


 なんでレベル上がってんるんだ? いや本当に、これは割とマジで、切実に要因を探したい。


 「うぅ、経験無しでコレとか、ヤバイやん」


 頼むからこのスキルは無くなってほしい。俺の精神を深く抉っていくんだ。オークめ、絶対に許さねぇ……。


 まぁ、実際使ってないのにレベルが上がったスキルはこれだけじゃないからな。もしかしたらスキルは使わなくてもある程度はレベルが上がるようになってるのもかしれない。ただ余りにも酷いからついつい大袈裟に反応しただけで。


 

 「……はぁ。素振り、やるか」


 でもやっぱり釈然としないものはあるわけで、俺は[真剣術]の力を存分に発揮しながらも、時折ため息を吐くという行動を繰り返していた。

 


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