第147話 つまらない言葉しかないとは何か

つまらない言葉しかないとは何か。自分の言葉も、周囲の言葉も面白いものがないこと。


周囲の言葉がつまらないとは何か。自分では何も考えない状態で、目にする言葉や聞こえてくる言葉をチェックしていて、面白いものが見つからないこと。


自分の言葉がつまらないとは何か。周囲の言葉がつまらないので、自分で何か考えようと思ったけれど、いくら考えても面白くならないこと。


周囲の言葉がつまらないまま、自分で何も考えない状態をつづけるとは何か。周囲をチェックしては、つまらないと言いつづけること。


自分の言葉がつまらないまま、自分で考えることをつづけるとは何か。自分の言葉をチェックしては、つまらないと言いつづけること。


周囲の言葉が面白いまま、自分で何も考えない状態をつづけるとは何か。周囲の言葉をチェックしては、面白いと言いつづけること。


自分の言葉が面白いまま、自分で考えることをつづけるとは何か。自分の言葉をチェックしては、面白いと言いつづけること。


周囲の言葉をチェックするのをやめたまま、自分で考えることをつづけるとは何か。周囲の言葉が面白くなる可能性を捨てて、自分の言葉が面白くなるのを待つこと。


自分で考えることをやめたまま、周囲の言葉をチェックしつづけるとは何か。自分の言葉が面白くなる可能性を捨てて、周囲の言葉が面白くなるのを待つこと。


周囲の言葉をチェックしつづけながら、自分で考えることをつづけるとは何か。自分の言葉が面白くなったり、周囲の言葉が面白くなったりすること。

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