小夜奈落

空は晴れていた 君が笑ったから

雲は流れていた 君が歩いたから


目の前の信号がちょうど青になるように

君との日々はちょっとした奇跡に溢れていた


ねぇ

だけど

ごめんね

会えないな

これから先も

これから後も

どうしよう

消えたよ

生きる

いみ


僕は砂漠を歩いていた


空は晴れていた君のせいでじゃない


僕をカラカラにするためだった

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る