あの子の利き腕に


おれが

ある日を境に

変わってしまったなら

前も後ろも

関係無くなってしまったのなら

それは一体、何故なのか?

「殺してくださいよ」

神様にそう願うよ

消失した光の行方に目を凝らすことは無意味

方法がわかっていて

しかし失敗することを怖れている

まだその領域から抜け出せないのなら

あの子の利き腕に刺殺してもらえ


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