狂った星


狂った星が

夜空で輝いていて

わたしは祝福された気になるよ

愛はある

よくわからないけど

そう断言してもいいんじゃないかな

足元では地球も回っているらしいしさ

冷たい空気が頬を張り詰めさせて

白い息が

新しい星座の中へそっと消えていくのを見た

ポケットに突っ込まれたままの利き腕

首を後方に折り曲げ

頭上いっぱいに広がる空を見た

自分が今どんな顔をしているのかわからなかった

多分、絶滅寸前の生き物みたいなんだろうな


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