真夏の狂気
薬を飲んで
元気いっぱいなふりして
うきうきして
紙おむつを装着して
よっしゃあって
夏
殺人を犯す
しかも連続で………
「つまり連続殺人ってこと?」
一度に言うとそうなる
しかも無差別で
「ええ? 連続無差別殺人事件?」
お前って物事を一つにまとめることが得意だな
おれにはとても出来ない
おれに出来ることと言えば路上で初対面の人間を刺殺することぐらいだ
特技
そんなことしか与えなかった神様が悪い
そして
おれは
殺す
理由はいつもなんとなく
まるでサポーターのように自分の利き腕を応援する
「まだまだいけるよ!」
利き腕はもうとっくに人を殺すことに疲れ切っていた
だがおれがそれを許さない
もっともっと死体の山を見たいという欲望を露出させた
とんでもない事態が起こったと報道された
だが翌日、アイドルが結婚するとみんな忘れた
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます