あとがき



 いったん完結させてからの、あとがきです。

 あんまり大したことは書けないんだけど。

 ちょっとだけ説明しといたほうがいいかなぁと思うことが一点ありまして。

 というのは、本文中に度々出てくる、“ケータイ”についてですね。


 この話、以前はエブリスタに掲載してしてから最初にアップした作品になってます。その段階ですでに作品じたいは完結していて、なんらかの一般公募にも出したはずなので、書いてから一年くらいは経過してるんですね。

 その上で、エブリが三年半か四年くらい続けてるので、初めに下書きを書かれてから数年経ってるんですね。


 なので、かーくんはスマホじゃなく、まだガラケーを持っている……。


 そうです。ガラケーです。

 この話書いてる当時、まだガラケー使ってました(;゚∀゚︎)

 たしかに当時としても、かなりスマホへの切り替え遅いほうでした。

 このあとスマホにして今3台めくらい。なので、たぶん、書いたのは六、七年前くらいですね。

 ちなみに、これの前にアントリオンとカマキリを書いている。

 プラナリアの研究発表とか、話題がちょっと古いのはそのせいですね。

 今回、ケータイ表記をスマホに直そうかと思ったんですが、まあ、いいかと。とくにそれがトリックにからんでくるわけでもないし。


 ところで、エブリでご覧になっていたかたはご存じかと思いますが、このあと、出雲御子編は、『幼形成熟BOXのララバイ』『金星』と続きます。金星は水魚さんの若いころの話なので、厳密には御子の性質を利用した読みきりのオカルトミステリーなんですが、ララバイはトカゲの続編にあたります。かなりの長編です。文庫2冊ぶんくらい。

 冒頭だけ読むと、ありがちなパンデミック物の近未来ディストピアみたいですが……そうではないんですね。最後まで読むとわかる、SFならではの大仕掛けなトリックがあります。すべてはそこへ集約していく伏線だったと、そこまで行けばわかるんですが。


 ただ、ララバイはそこに行きつくまでが、けっこう長いw しかも、暗いw

 僕の書いたもののなかでも好みがわかれる作品で、これが全作のなかで一番好き、何度も何度もくりかえし読んだというかたもあれば、東堂兄弟シリーズは日常編のほうが面白いというかたもいました。


 僕はララバイには特別な思いがいろいろ、こもってて、思い入れの強い作品です。


 さきに『分身』『ドリーミング』を公開する予定なので、そのあとになりますが、そのうちまたララバイや金星も公開しますね。


 あっ、忘れてたw

 じつはエブリでは番外編として、『鈴音〜りんね〜』も公開してました。

 こっちは、すでに公開してる『オシリスは夢のなか』へと流れていく話ですね。主役が変わっちゃってるんですが、ララバイとオシリスをつなぐ重要な話になってます。これも、そのうち、出します。


 東堂兄弟の続編はいつか書きたいシリーズの一つ。

 でもミステリーって、書くのに、めちゃくちゃ時間がかかるし、質を落としたくないので、てきとうには書けないです。

 フォロワーではなく、通りすがりにシリーズを読んで星を投げていく人はすごく正直なんで、アントリオン、カマキリ、ドールには3個(エブリのころは5個)、ブラ海、メソッドには1、2個みたいなことが、わりとよくあります。

 単純に文字数も倍、違うので、読みごたえは変わってきますよね。

 そのレベルで書かないといけないのは、正直、今の状況ではムリ。仕事辞めるか、サイトへの投稿をいったんすべてやめて、一年後くらいに帰ってくるか、しか方法はないですね。

 なので、そのうち、いつか、そのうちには……。

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東堂兄弟の探偵録 出雲御子編〜第一話 不自然なトカゲ〜 涼森巳王(東堂薫) @kaoru-todo

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