100文字で分かる!死体装飾家!!!!!!

作者 葉月リス

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Good!

依頼人と依頼される側(アーティスト)のベクトルの違いが浮き彫りになるんですが、結果としては同じところに行き着く。(……と良いなあ。でないと大問題です。)

考えてもみてください。いくらシュールだからといって、98歳で大往生したおじいちゃんを脈絡なく、レース、リボンやプラスティック・ビーズなどを使って、ふんだんなピンクのフリルで装飾を施すわけにはいかない。やはり依頼人から、生前の家族にふさわしい「求められるイメージ」がありますからね。

逆に、綺麗な盛りで亡くなった女子高生だったら、なんか頭に三角頭巾みたいなの被せられたら、化けて出そうで怖い。(すいません、よく知らないです。イメージです。これはとてもデリケートな話題なので、うっかり冗談も言い難いです。死装束の最前線を俺は知らないから。)

単なるデコレーションでなく、そこに「愛」・「装飾についての方向性のコンセンサス」がなければ、やはり双方が満足のいく結果にならない気がします。そういう意味で「素材の持っていたイメージ」と「残されたご親族様との方向性の話し合い」が良くなされないとダメ。

ということは、単なる装飾ではない仕事内容になると思います。

そこに死者に対する尊厳や愛がないと成立しないから。

あと、「死者の死出の旅の身支度」を「装飾」と捉えることもまるで物体・素材扱い、冒涜的であると感じる人もいるから、その言葉を使ってしまう時点で、おそらくほぼご依頼は来ないですよね、まじレスですいません。ただでさえ、アートで食っていくのは、難しいから!