第106話 C12
健康診断の結果が送られてきた。
「C12…ってなんだ?」
(全部Aじゃねぇか…どこが引っかかったんだ?)
パッと見、全項目A判定なのだ。
「あっ…裏があった」
そう裏面に胃の検査結果がCだったのだ。
で12ってなんだよ‼
ネットで調べると軽度の異常なのだそうだ。
経過観察してくれって言われましても…具体的に書いてもらわないと…また胃カメラ飲むのか?飲まなくていいのか?
よく解らない。
解りやすく書いてくれないかな?
今年は飲まなくてもいいですよとかさ…C12じゃ解んないんだよ‼
アレだからな‼
結構ギリギリじゃないと医者に行かない派だからな‼
胃潰瘍を気のせいで自力で治した俺だからな‼
医者が呆れてたほどだぞ‼
「相当、痛かったと思うんですが…医者に行こうと思わなかったんですか? 珍しいですよ自力で治癒させる人…」
「日によっては痛かったという記憶はあります、だけど子供の頃からツライ目には慣れています、我慢強いんです」
「我慢しないでくださいね…だから胃の壁が荒れるんですよ」
「なるほど…骨折くらいからが怪我だと思ってるもので…ヒビは自力で治りました肋骨です」
「医者を頼ってください」
「無料ならば…あるいは」
総務が催促してきたら行くことにするよ。
しなければ行かなくてもいいということだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます