第93話 10月13日。

今日は朝からハプニングがありまして、

台風の余波を感じることとなりました。


とはいえ、これくらいで済んでいるのだから

文句は言えません。


私の家も少し歩いて急な坂を下ると、

川があるのですが、

台風の度にそこが危険水域に達したという

メールがくるのです。


私は坂の上に住んでいるものの、

毎度氾濫するのではないかとハラハラしています。


でも、今回氾濫することなく済んだので

思ったよりもあの川やるな…なんて思いました。


ちなみに、そこの川沿いには桜の木があり

千本桜と呼ばれ、春になるとかなりの人が

何も無いこの駅に降り立ちます。


それが数年前から桜を切り落とし、

川の幅を拡げる工事をしていました。


えぇー千本桜無くなっちゃうの!?とガッカリしていたのですが、きっとそのおかげで

今回川は氾濫することなく済んだのだと思います。


千本桜は残念でしたが、

全てが無くなったわけではないですし、

何より今回の台風でも凌げた川で良かったと

心から思います。


君の住む場所は今日はどんな感じでしたか?


こちらは雲ひとつない快晴でした。


それが何だか恐ろしいくらいに。


でも、これから一気に秋が深まりそうな予感です。



そんな秋の枯葉が歩く度に音を立てつつ、

君と散歩なんて出来たら素敵だなと思います。


秋って少し切なくもありながら、

素敵なことばかり思い浮かぶ季節じゃありませんか?


色付いた木々の通りを恋人たちが手を繋ぐ。

そんなイメージです。


恋愛小説を読まなくっちゃ(笑)



ちなみに、昨日の指きりは覚えてくれているでしょうか?


秘密の通路で待ち合わせて、

秋を感じに行きましょう。


ひと足早く、色付いた紅葉の中を色々なおしゃべりをしながら歩きませんか?

枯葉を踏みしめながら歩きたいな。


今日はスイートポテトを持っていきますね。


君のことを待っています。



明日が君にとって、

ゆるく優しく穏やかな1日になりますように。


また明日。


おやすみなさい。


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