南総里見興亡記

作者 渡瀬水葉(みずは)

25

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★★★ Excellent!!!

ふとした時、現代の日常の中に
歴とした過去を知る時があります。

それは旅に出た時の標であったり、
土地に生きる子供達の童歌のなかに。

里見家というのは
戦国期の光芒の中で、流れ落ちた一つの流星だったかもしれません。

そして後世に生きる僕達は、そのことをやがて古典や映画で知る訳です。

本編は
歴史は伝えられ、語られ
初めてそこで生きた人々が居たということを
改めて感じさせる素晴らしい秀作です。

日南田ウヲ





★★★ Excellent!!!

たぶん、「里見家」という言葉は、社会や日本史よりも国語の授業の方が馴染みが深いのかもしれません。
事実、私もそうでした。「あの、滝沢馬琴の里見家だ」と、はじめに思いました。

作者様の情熱と、細かな技術で、この物語の中で里見家は再び甦る。
日本史を齧った程度の私でも、登場人物たちの思想やエゴ、境遇、そしてこの時代ならではの政略や人情が、すんなりと入ってくる。

歴史好きはもちろん、物語としても人の心が動く、そんな素敵なお話です。

皆様もぜひ、お読みになられてくださいね。