第332話―ポジティブなJKによる瓦全で定期的な告白9―
お兄ちゃんはどうしているかその事ばかりで
お兄ちゃんを犯罪者の烙印を押されるのを阻止するためには関係を断つしかなかった。それで大好きな人が幸せになるならと恩返しになるならと迷いはあったけど決断した。
あの言葉にわたしが封印していた感情に再び強い揺らぎはあったけど、もしそれで手を伸ばせば最悪の結末を想像が訪れると考えたら
拒絶するしかなかった。
この後悔は決して消えてくれないくれそうにないです。わたしはがいなくても、お兄ちゃんには真奈がいます。
(そんな真奈たから託せられる…
たぶん想いでは、わたしよりもありますし)
授業中でも集中が出来ず、わたしだけ別空間にいるような錯覚します。半年以上も味わっている漂う情動的に影響を与えそうな空気
が同じでも抱いている感情に何かしらの反応を起こしているのでは
ないかと益体も無い考察をする。
長くいる空間に見慣れた集団がいれば自分が自然と役割を
こなそうと意識しているかはともかく享受するのです。
2時限目が終わると数分の休憩。
「ハァー…」
ため息を零します。深い意味はなく気づけばしていた。
「少しいいかな冬雅?」
珍しい人が話し掛けられたのです。この学校では知らない人はいないと称されるイケメンの
「岡山くん?もちろんいいけど、時間そんなにないけど」
「心配なくとも本当に少しだけだよ。冬雅に紹介したい子がいるんだ?」
「紹介したい子って…」
彼の後ろに俯いて恥ずかしそうにする同級生がいました。名前は…申し訳ないけど覚えていない。
黒くてツヤのあるショートヘアーが似合っているおとなし目な女の子。
容姿端麗で岡山くんのグループに所属していた女の子で前に少しだけ話す機会もあったのは記憶の片隅にはあるようで無いような気がする。
「ほら、前に出て名前を」
岡山くんは道を開けると女の子は緊張しながらも歩く。岡山くんがいた所へ足を止める。
「そ、その…わ、わわ、私と付き合ってくれませんか
「えっ?…わたしと」
コクッコクッと激しく頷かれてしまい返答に悩みました。これは
断りたいものですけど断りにくい。
「え、えーと…そうだねぇ…どうしようかな?うーん」
腕を組んで悩んだ末に断るという選択にしよう。
「これを言うのは空気を読まない発言になるから控えていたけど…
岡山くんは笑顔でそう説明すると邦絵と呼ばれた女の子は何故か
恥ずかしそうに顔を伏せる。
「もし忙しくなかったら遊んでほしいのだけど駄目かい?
ずっと想っていた冬雅を」
「それを言わないで!」
もしかすると断るのを察知して事前に妨害しようとしたのかもしれないです。
最初は知らない女の子に遊ぶのに抵抗は覚えたけど何を気に入ってくれたか身に覚えがないけど。
「うん。分かったよ」
承諾しました。顔を輝かせたのは、すごく驚きました。そして放課後になり彼女が来ました。
「そ、その今日はよろしくお願いしまひゅう!…あ、あの噛んでしまって何でもないんです峰島さん」
「ううん、気にしないでいいよ。緊張しても仕方ないよねぇ」
「は、はい!」
教科書や筆記道具をカバンに入れて立ち上がり教室を出ると窓からは夕陽に照らされる廊下を一緒に肩を並んで歩きます。
どこに行こうかなと検討しながら話が進まずにグラウンドに出ると
見覚えのある人が校門の近くにいました。
一年生らしき女の子に声を掛けていました。確か見境なく女の子をナンパする
「彼氏がいるので無理です。そ気持ちは嬉しいですが諦めてください!それじゃあ」
「フッ、恥ずかしいみたいだね。ナンパ成功確率が高い僕を振るなんて、まったく…うん?」
盛大に振られてしまい逃げていく下級生に、照れ隠しと誤解して謎の自画自賛しました。わたし達に
気づきました。もうパターン
読めました。
「これは峰島冬雅と
「あ、あはは。ブレていなくて変に安心したかな?申し訳ないのだけど諦めてほしいかな」
「な、なんだと…ここまで断れるとは!?成功してから振られる可能性が100パーセントの僕が……」
それは、どうなんだろうと思わなくもないけど本気じゃないのが原因だと思う。わたしと田中さんは自然と苦笑して立ち去る事にしました。
その後は、かわいい小物を見たり喫茶店に寄って普通に楽しみました。
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