身にしむや切磋琢磨と聞くときは

【読み】

 みにしむやせつさたくまときくときは


【季語】

 身にしむ(三秋)


【語釈】

 身にしむ――「秋の冷気が痛切に感じられる」(大辞林 第三版)。


【大意】

「切磋琢磨」と聞くときは、寒さが骨身に応えるるように感じることである。


【附記】

 わたしには師も同志もない。寒くなってくると、『山月記』で某が虎になった件など思い出す。

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