夜話の絶えて夜長のさかりかな

【読み】

 よばなしのたえてよながのさかりかな


【季語】

 夜長(三秋)


【大意】

 夜話が途絶えて、いよいよ夜長もたけなわである。


【附記】

 ふとんをならべて会話している場面を想定している。


 推敲前、上五「話すことも」。


【例歌】

 たきのねは絶えてひさしくなりぬれどなこそながれてなほ聞えけれ 藤原公任


【例句】

 よぶ声はたえてほたるのさかりかな 丈草じょうそう

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