綺麗にしてあった悦子さんの部屋。いつ帰ってきても良いようにそうしてたのかもと思うと、久々の帰省がお母さんの葬式のためということが遣る瀬無いです。
望んだ形の家庭は手に入れられず、愛した人は幸せな家庭を築いていて。
虚しさと寂しさが際立つ中、お母さんの孤独と自分の孤独の共通点こそが母娘の証のようで、愛しくて苦しいです。
作者からの返信
お母さんもまた悦子同様に生きることに対して不器用であったのかなと思います。
でも、離れた娘を思っていたのでしょうね。部屋はきちんと掃除してありました。
悦子には家族という物が縁遠かったのですが、唯一確かに繋がっていたもの、それが母との血縁関係でした。
自身のルーツですよね。悦子も母に対する思いはたくさんあったように思います。
疎遠にしていても、最期の別れの時になると、涙があふれてしまうことがありますよね……(-﹏-。)
悦子さんは心の底では、結婚して幸せな家庭を築くことを夢見ていたのでしょうか?(>﹏<)
作者からの返信
やっぱりお母さんですからね、悲しさがこみ上げたのでしょう。
悦子も幸せな家庭へのあこがれはあったと思います。お父さんのいない家庭は寂しいものだったでしょうし。
でも、人生は上手くいかないものですね(←お前が仕組んでるんだろ!)。
お葬式は普段会わない親戚や故人の人間関係がわかる場所。
また、遺された物から故人の性格や思いも垣間見えますね。
すごくリアルですー。
作者からの返信
悦子が知らない人間関係を母は持っていたようです。
若い時の母にはそんな良い印象を持っていなかった悦子かもしれませんが、生前の彼女を知ることで得られたものもあったかもですね。
リアルとのお言葉嬉しいです。