消失世界

作者 不破有紀

もう一人の「素子」が、ここに居る

  • ★★★ Excellent!!!

「電脳」という言葉から、どうしても『攻殻機動隊』をイメージしてしまうのですが、この作品はアクション無しの『攻殻~』という感じです。
記憶、自己認識、他者とのつながり、それらが、脳を物理的に支配する(される)ことで、どう変化するのか……哲学が追いつかないまま、科学が先行している世界は、我々が住む実社会を映し出す鏡のようで、回を追うごとに作品世界に引き込まれます。

2019.Dec 追記
三部が始まったので、追記します。
変わらずの丁寧に作りこまれた設定と、安定した美しい日本語。
静かで美しい虚構世界に、ついつい引き込まれてしまいます。

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