36.問題ってなんだっけ?

サヤが前に立ちはだかった事で、動きが鈍くなった事に若干の戸惑いを見せる魔物達。そんな隙をサヤが見逃すはずもなく、サヤはまずはオークの群れに突っ込んでいく。


「……今日は豚肉と牛肉のミックスのハンバーグにしようかしら?」


などと、末恐ろしい事を呟きながらオーク達をズバズバと斬りさいていくサヤ。当然だが、このオークの群れにはオークの上位種もいるが、そんな事は知らないと言わんばかりにあっさりとオーク達を斬りまくっていく。


あらかたオークの群れを掃除したサヤは、次はリザードマンの群れに突撃する。


「こいつら結構固いから嫌なのよね……」


などと、サヤは呟いているが、リザードマンの腕や胴体や首をアッサリと斬り落としていく。リザードマンの上位種になると、魔物のドラゴン並の鱗の固さを持つリザードマンがいるが、それすらもアッサリ斬り落としていくサヤ。


リザードマンもあらかた掃討し、次はミノタウルスの群れに突撃するサヤ。


「ミノタウルスはミノさんに似てるからやりにくいわね……」


などと言っているサヤだが、アッサリと首を斬り落としていく様は、本当にそう思ってるか怪しい所である。


そして、3つの魔物の群れがあらかた掃討し終わると……


『グオォォォ〜ーーーーーーーーンッ!!!!』


ダンジョンマスター級の魔物、アイスドラゴン・フレアドラゴン・サンダードラゴンの三体が姿を現した。


「……ドラゴン型の魔物……我ら竜人の祖先が魔に堕ちた姿……か……」


「陛下……」


「分かっておるわ。クリステア。アレは退治されねばならん。それこそが、祖先達への正しい手向けといやつじゃろうって」


エイーダとクリステアがそんな会話をしている中、サヤは口角を吊り上げ笑う。


「ちょうど良かったわ。あの娘達への資金はたくさんあった方がいいものね。ドラゴン型の魔物なら大量の資金が手に入るわ!」


三体のドラゴンはサヤにむかって一斉にブレス攻撃を放つ。しかし、サヤはそれをアッサリとかわす。そして、ドラゴン達が次の攻撃に移る前に、高速でドラゴン達三体を一刀両断する。


「……クリステア。ワシは先程気にしてないような発言はしたが……こうもアッサリと魔に堕ちたとは言え、アッサリと祖先達がやられる姿を見ると……何とも言えなくなるの……」


「……ですね……」


こうして、サヤが登場して本当にあっという間に3つのスタンピードが潰され、サヤは嬉々として魔石を回収していく。そんなサヤの姿を何とも言えない表情でエイーダとクリステアは見つめるのだった……

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