第2話 責任を取れ!
ごきげんいかがですか?
さっき、お昼のニュースを観ていたのです。九州は大雨でたいへんなのですね。沖縄・九州は毎年毎年、その地理的環境から梅雨前線や台風の被害が大きいですよね。宿命なのかもしれませんが本当にたいへんだと思います。それはもう自然のことですから受け止めるしかないのでしょうが。わたしはせめて、被害のないことを祈るしか出来ません。本当に役立たずで申し訳ございません。
しかしですね。その一方で、わたしが滅茶苦茶、アタマに来ているのは、気象庁の「危険情報が出る前に、大切なご自分の命をご自分の判断で守ってください」という一言です。
バカかお前は。違うだろ! そういう被害が出るずっと前に、お前たちが規定の数値とかを度外視して危険情報を出せばいいんだろ! 空振りだっていいじゃないかよ。とにかく、お前たちの責任で人命を守れ!
そう思いませんか? 気象庁は空振りした時に起きるであろう、クレームなどの責任を自分たちが取りたくないので、もっともらしい事を言って単純に逃げているんですよ。もし、死者が出たらきっと「あの時、私たちが言ったように危険情報が出る前に逃げてくだされば……」ってね。結局は責任逃れの予防線なのです。
でしたらねえ、気象庁のお偉い担当者さん。あなたの大切なご家族を『わたし危険情報』の出る前に、わたしが皆殺しに行ったっていいんですよ。そして皆殺しの後に、わたしはこう言うのです。
「あの時『わたし危険情報』が発令される前にご家族がご自分の判断でお逃げになっていれば……」ってね。
この話にどこか、前述の気象庁の発言と違いはありますか?
他の国のことは知りませんが、日本人の(特に行政)多くは出世するほど、責任を取りたがらなくなります。普通はその逆のはずなのですがね。地位が上がれば責任も増えるというのは日本では通用しないのです。地位と老後にばかり拘泥して、絶対にリスクを侵さない。商売の損得の話ならそれもありでしょうが、人命に関わることにそれではねえ。税金を払いたくなくなりますよ。まあ、わたしは消費税以外払っていませんが。わたしは日本から公務員という制度はなくしたほうがいいと思います。なぜならば、日本人は公務員を職種ではなくて一種の地位(ステータス)だと絶対に勘違いしているからです。我々が彼らに求めているのは、仕事の内容、仕事の成果であって、尊大な態度と曖昧な受け答えではないのです。役に立たない行政などなんの必要ありますか?
なので、公務員の仕事は全部、民間企業に委託してしまって、公務員は全員解雇します。仕事の斡旋など一切しません。ご自分でハローワークに行ってお仕事を探してください。ハローワークといってもあなた方とは違って民間の業者が委託されてやっていますので、仕事は探しやすいし親切だし、アフターフォローもバッチリだと思いますよ。わたしが求職活動をしているときにあったらよかったのになあ。
警察だってそうですよ。交番勤務の制服巡査から、本部長クラスだって、悪を根絶し、市民の安全を守ることが全て数値で管理され、未達の部門長はすぐに僻地に飛ばされますから皆さん必死ですよ。でも、その目標というのは『事件事故を未然に防ぐ』ですからね。間違えないでくださいよ。怒ってしまった犯罪を操作して解決するなんて当たり前ですから点数になりません。平穏が一番の警察の目標なのです。いまの公務員警察みたいに、違反金目標達成のためのネズミ捕りとかはしませんし、一定量の拳銃を暴力団から提出させるといった非合法組織との馴れ合いなどは絶対にしません。万が一、暴力団との癒着などしていたら、普通の刑事罰の三倍は刑が増えますから。皆さん絶対にやりません。それに成果型賃金制度ですから、職務に忠実。お褒めのお電話も成績に入りますから、市民に優しい民間警察。
他の部門も全部一緒です。一生懸命働いているふりをして、なんの成果も出せないクズ公務員より、とにかく成果第一主義。ただし、その成果が全て現在の公務員とは違う尺度であり、いかに市民のために働くかを考えている民間企業の経営する行政ですからね。完全なる行政サービス業。当然、成果保証付です。
現実にそうなりたくなかったら、植木等さんでもないのに無責任な態度を取るのはやめてください。
時代は石原裕次郎的なボスの再来を求めてるんじゃないですかね?
ではごきげんよう。
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