とある大学生活の深夜

ゆっきーる

第1話

あれは私が大学に入学して間もない日のことであった。中学生の頃から友人であった地元の仲間と暇を持て余していた真夜中の出来事。私はその先にある恐怖の体験をその場では知る由もなかった。とあるコンビニの駐車場で「これからどうするー?」と言う友人。私は興味本位「心霊スポットにでもいこーよ」とおもむろに言ってしまった。確かに私は自身、この頃なんの刺激もなくありふれた日常を過ごしていただけになにか新鮮味の感じることを求めていたことは間違いない。何の躊躇いもなくそうした言葉を発してしまったことも自然のなすがままであっただろうと思う。そうして私たち仲間4名はこぞって車に意気揚々と乗りだすのであった。

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とある大学生活の深夜 ゆっきーる @sosdan

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