2020/2/9 夕方



2020/2/9 夕方






私は自分で思っていたより

ずっと泣き虫なんだな、と

しんみり気づいた



ひとりにさせてくれるなら

自由に泣けるから

心のままに泣けるから

どうか誰も来ないで、と

思いながら

いつまでも

冷える玄関に寝かせた君の

その横顔を撫でさせて





今ならいくらでも泣けるぜ





今日しかないからね

明日の朝、仕事へ出かけたら

もうその姿は見れないから

触れられないから

仕事から帰ってきたら

もう


だから今は少しでも長く

そばにいさせて

気兼ねなく泣かせて








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