概要
彷徨う水魚から愛を込めて
一話ごとに完結しているので、どこからでもお読み頂けます!
クスッと笑っていただけたら幸いです!
***
魚は水なしでは生きられない。
つまり、魚は水があってこそ生きていられる。
今いるこの水源は永遠であると疑わずにいられたら、魚は生きることだけに専念できる。それは半端なく幸運なことなのだと気づけていれば、とても『幸せ』なことなのだけれど、当たり前だとたかをくくっているならば、たぶん枯渇するまでそれが『幸せ』だと気づくことは難しい。
別に当たり前だと思っているわけじゃないと言い訳する、誰かさん。
ふらふらと別の水源を探して彷徨い泳ぐ、誰かさん。
隣の水源の透明度が羨ましいのか、ただ意地を張って今いるここの『幸せ』を認めたくないだけなのか。どちらにしても、今日も水底でもがいているばかりの
クスッと笑っていただけたら幸いです!
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魚は水なしでは生きられない。
つまり、魚は水があってこそ生きていられる。
今いるこの水源は永遠であると疑わずにいられたら、魚は生きることだけに専念できる。それは半端なく幸運なことなのだと気づけていれば、とても『幸せ』なことなのだけれど、当たり前だとたかをくくっているならば、たぶん枯渇するまでそれが『幸せ』だと気づくことは難しい。
別に当たり前だと思っているわけじゃないと言い訳する、誰かさん。
ふらふらと別の水源を探して彷徨い泳ぐ、誰かさん。
隣の水源の透明度が羨ましいのか、ただ意地を張って今いるここの『幸せ』を認めたくないだけなのか。どちらにしても、今日も水底でもがいているばかりの
おすすめレビュー
新着おすすめレビュー
- ★★★ Excellent!!!あなたの横に座って本を読んでいる。そんなおばさんですわよ。
街中で、熱心に何かを眺めているおばさん(いえいえ、お年をめしたお姉さんですね)がいるとしたら、それはきっとこのエッセイの作者さんだと思います。
日常の何気ない振る舞いを、ほんの少しだけ自分の観点から見直して、ちょっとだけ色を付けなおす。そうすると、ここまで面白いエッセーになるんですね。
結婚して、子供を産んで、さらに仕事までこなして。
男の目線では絶対に見えない、経験出来ないことをして来た女性の赤裸々な思いがドバドバでてて、よきよきです。
世界は、おばちゃんが動かしているのです。
この作品を読んで、私はその考えが正しいのだと思い知らされました。
子供を産んだ事の無い、お姉さん、お兄さ…続きを読む - ★★★ Excellent!!!たわいもない日常を切り取ると、宝物になるなんて
日常を切り取ったエッセイの数々です。
こちらの作家さんの書くエッセイはどれも優しくて、ちょっと自虐な視点で綴られています。
なので、クスリと笑ったり、共感させてもらったり、ためになったり。
日常の中に潜む小さな幸せを見つけるのがとてもお上手で、自虐な視点はサービス精神の表れなのかなって。
以前、有名な作家さんの文章にありました。
「誰が自慢話に、金を払ってまで読もうと思うか!」
読者さんに楽しく読んでもらう、プロの基本のルールがこちらにありました。
それを自然に表現している心温まるエッセイです。
リラックス効果があるかもしれません。ぜひ、お手に取ってみて下さい。