アルタクティス ~ 王家の闇 ~

作者 月河未羽

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★★★ Excellent!!!

――物語とは何か?
読み終えてそんなことを考えて検索したのですが、難しい言葉の羅列でしたのでここでは省略します(読んでも自分でもよく分からなかったので笑)
月河さんの作品を読むとですね、必ず『物語』という言葉を強く意識します。
それはどうしてか?
映画のように壮大で美しい情景、作品の中で生き生きと生ける人々、込められた感情や思い、作り上げられた作品の世界観とスケールの大きさ、作品から感じる全てがそうさせるのかもしれません。
今作の主人公は国を捨てた王子エミリオです。
捨てたくて捨てたわけではない、望んでそうなったわけではない、どうして人は望んだように生きられないのだろう、とそんなことを思いました。
‘‘もはや死にたくても死ねない立場になった‘‘
色んな人との縁があるからこそ、エミリオは強く生きていけるのだと思います。

最終的に『物語』を書きたいと望む立場としては、こういう物が書きたいんだよなあ、といつも思います。
磨き上げられた美しい文章も必見です。
アルタクティスシリーズですが、シリーズの他作品を読んでいなくても楽しめると思います。
おすすめいたします!