第25話 勇気

そこは雨が降っていた・・・


─1948年─


雨が降る中、男どもが家の中に入り銃を放ち人々の命を奪っていった。

「いつも……あなたのとなりだから…」

その男はその手に持った刃物で男を刺し殺していった。

男は泣いていた。血を浴びながら。




──────「なんでここにマギト隊長が!?」

「よー、少年。待ってたぜ」

エレンは頭を抱えながら必死に考えた。

そして銃を向け、話をした。

「あんたここに来る班じゃないだろ!」

「気まぐれだよ、きーまーぐーれ。」

エレンは距離を詰めながら聞いた。

マギトの手には、見たことの無いような長いショットガンのようなものを持っていた。

「気まぐれって…あんた一体どこから来たんだよ!………あっ、まさかあんたが、夜道の殺人鬼…!?」

「おいおい、話が飛びすぎて話にならん。一体全体どういう経緯でそうなる」

「俺達は夜道の殺人鬼の手がかりをさがしにここ……」

すると、爆発音らしい音が鳴り響いた。

エレンは膝をつき、バランスをとった。

「な、なんだ…?」

「お前、まさかここを爆破して…!」

エレンはマギトの方を睨みつけて話した。

「さぁ?」

「お前が、夜道の殺人鬼だって言う証拠なら、お前あの第1会議の時。セリスに会議を終わらせるよう提案した際、セリスはあんたの言うことを素直に聞いた。それに、あのホワイトハウス防衛戦の際、あんたは黒いバッグの事について話した。なぜ敵の目的がわかった!何故あの黒いバッグの中身が核だと肯定した!」

「いやいや、話にならん。」

そう言うと、マギトはエレンに向けて銃を発砲した。エレンは交わし、マギトに銃を発砲した。マギトもそれを交し、お互いに睨み合った。

すると、左から銃の音が聞こえたのと同時に、マギトは左手を抑えた。

「いった…!おっまえ…!」

銃を撃ったのはアランだ。

「ナイス、アラン」

「おう」

すると、上から凄まじい風が吹いてきた。

空を見ると、ヘリコプターが降りてきた。

エレンとアランは風に押され、後ろにさがった。

「じゃあな!しょーねん」

「待て!」

エレンは銃を発砲したが、風に押されてなのか外れた。

するとマギトが銃を放ち、エレンの足元に当たった。

「うっ…、なっ、ゆ、床に穴が…!」

「それほど威力が高い銃を持っていたって事だろ。早く下に戻るぞ」

エレンとアランは階段をおり、グラウスとミカエラと別れた場所につくと、そこには複数のTCUの兵の死体と、体が赤く染ったグラウスと、呆然としているミカエラだった。

「お、お前ら何があった!」

「いやぁ、奴らに裏切られてよぉ~。少し頭打っちまった。。。」

エレンはグラウスの頭を抱え、水を飲ませた。

「大丈夫だ、だけど、腕から血が…!ミカエラ、一体何があった?」

「いきなり、長い銃を持った男の人が来て、その、兵をいきなり1人殺したの…そして、その人が…」

【こちら側に来れば命は見逃してやる。あの男と女を殺れ】

「って…そしたらみんないきなり裏切って…私と、グラウスで、半分以上殺しちゃって、その男の人を逃しちゃった…」

エレンは深くため息をつき、ミカエラの頭を撫でた。

「よく生きた、雑魚も集まればこんなにできるんだな」

「ちょっ、雑魚って…そんな言い方!」

「今まで!俺達は生きるために戦ってきたか?俺達が戦ってきたのは、この戦争を終わらせるためだろ?そんな兵士が!兵士が自分の命にこびて裏切る…?そんな雑魚は要らない。俺はそう考える。だから、仲間をも殺したお前らの判断は正しい。死体はここに置いとけ、弾や銃を回収しろ。」

アランは言い返すことが出来ず、エレンの言うことを聞いた。銃を回収し、外に出るため、出口に向かうと、出口はすさまじい状況になっていた。

「壊れて…って、みんな!?」

そこには、裏切った兵士達が血にまみれて倒れていた。

「さっきの爆発音ってまさか…」

「まんまと騙されたようだな、こいつらも。」

エレンらは本部に帰り、その日は寝た。

次の日、第8会議があり、エレンらは会場に着いた。

「なんでマギト隊長がいない?」

「あの、それは…」

「それはマギト隊長が、夜道の殺人鬼だからです」

「………は?」

場は凍りついた。その経緯をエレンは説明し、そのまま会議を行った。


3時間経ち、会場から出てきた。

結果は引き分け。一向に決着はつかなかった。

「お前…いつか絶対泣かせてやるからな…!」

「待ってますよ、その時が来るなら…」

セリスは薄気味悪く笑い、少し急ぎめに出ていった。

すると、記者の話し声が聞こえた。

「あの、私、セルマンスホテルに招待されたんですけど…」

「マジか…」

招待された。なんのことなのか、エレンはその時、何も考えていなかった。


──警察署──

「ねぇー、しょちょーう。セルマンスホテルに来いって招待されちゃったぁ!」

「行けばいいじゃないですか。その人って…もしかしたらあなたの追い求めているものにたどり着けるかもしれませんし」


─その日の夜のセルマンスホテル──


男がホテルに入っていった。それと同時に電気が消えた。

ざわつき始めた頃、電気がまたついた。

「はいちゅうもーく!」

その男の隣に兵が銃を構えて立っていた。

「これから、あなた達には人質になってもらいます。」



─本部─

「大変です!セルマンスホテルが何者かによって占領されました!」

その夜から始まる事件に、彼らは振り回されていく。

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