第23話 暴動

───三日前───

2人の男がある古い建物の中で話していた。

「三日後にセーレムを襲う事にしました、何かそちらに変化はありますか?」

「いや、特に変わったことは無いな。ただ、奴が隊長になった。厄介になったぞ」

「ですね…。ただ、今回で奴を知れば事は丸く収まるでしょう…。あいつが賢ければの話ですけどね」

男は奇妙な笑い声を立てながら話していた。


──現在──


エレンは警察の男にイライラしながらも頭を押え耐えた。

ただ、なんも見つからなかった。エレンは国には刃向かえない。そう判断された。

「………あいつら、散らかすだけ散らかしてあとはほっとくのかよ、失礼だな…」

「エレン大丈夫?」

「…え?あ、大丈夫だ、俺はなんも無い。ただ、奴らが何を考えてんのかがわかんねぇ」

エレンは近くにあった椅子に深く腰を下ろし大きなため息をついた。よほどショックだったのか、頭を手でかかえている。

すると、いきなりドアがドンっと叩かれ、ノックされた。


「なんだなんだ」

「エレン隊長!大変です…本部が!」

いきなり息を切らした男がエレンにこう伝えた。エレンは困惑しながらも直ぐにジャンバーを着た。

「母さん、この人に水を与えてくれ、俺は本部に向かう!」

「わ、わかった!」

エレンは走って本部に向かった。だが走っても着くまで1時間かかる。だからエレンは途中で近くのタクシーに乗り換え本部へ急いだ。本部につくと、入口が、封鎖されていた。エレンは裏口に行きそこから入口近くに向かうと、何十人の男が本部を襲っていた。


「おいお前ら何があった!」

「わ、分かりません、いきなり現れて襲ってきたんです…テロじゃないから銃が使えなくて…」

すると、1人の兵士が刃によって切られ、死亡した。即死だった。

「ふざけんな…」

エレンは近くに来た男を1人殺した。銃弾は頭を貫通し、その場で血を流しながら意識を失った。

「ある特定の場所を複数人で襲い人を殺した。これのどこがテロじゃないだ、テロ対策基本法にも表記されているだろ、さっさと殺れ!」

エレンはそう言い、その掛け声と共に兵は男どもを撃ち殺した。すると、一人の男がエレンを襲った。だが、エレンはそれに気づき足を撃ち、銃で脅した。

「お前、名前は」

「…セリムだ、お、お願いだから命だけはァァ!」

「黙れ、言われたことだけに答えろ」

エレンは足の傷口に手を当て強く押した。

「ぅぅぁぁああああ!!」

「誰に指図された、そしてその場所はどこだ、何故ここを襲った!」

「…せ、セリスさんだ…俺らはいきなり変な紙を渡されて、マサチューセッツ州のセーレムで集まったんだ…」

エレンは疑問を抱いた。

エレンは頭で整理した。今日はSCOPがセーレムを襲った。そして、その指導者が、セリス。エレンは思いついた。

「アラン、いるか」

「エレン、どうした?」

「辻褄が合った。後で話す。」

「わかった」

エレンはセリムから銃を離し、足に布を巻いた。そして、方を貸すと、

「俺らの目的は、ここじゃない、TCU拘置所だ、早く行かないと、ケリー議員が盗られる!」

「ケリー議員…!!」

ケリー議員とは、前にTCUが捕らえた麻薬密輸で敵と共に逮捕された人だ。情報は一切話すことは無く一年半もかかった。

「お前ら拘置所に行け!」

するとそこに男が知らせに来た。

「やっと着いた…、ケリー議員とカイが捉えられました!」

「何やってんだよ!」

エレンは銃を床に落とした。エレンは急いで外に出たが、もう手遅れだというのが雰囲気で感じた。兵が走って追っかけたのか、戻ってきている兵もいたからだ。


エレンはセリムの方を向き、方を貸した。

「お前、その事会議で言えるか?頼む」

「は、はい…!」

エレンは外にセリムを出し、松葉杖を貸し別れた。


「アラン、こっちこい」

「なんだ、エレン」

「お前の読みは当たった。敵は弱すぎた。そこに疑問を抱いた。だけど、今回で分かった。奴らはセーレムで集まって作戦を練った。そして、証拠を消すためにテロを起こし簡単に引いた。つまり、」

「奴らの時間稼ぎに使われた…って事だね」

エレンは壁を叩いた。壁は傷一つつかなかったが、かなりの力で殴っていたのが音でわかる。

「明日か明後日か、そこを調査してもらう事にする。だがそのためにもテロ対策基本法を変えなければならないけどな」

「だよなぁ…」



──セリム──

セリムは松葉杖をつきながら歩いていた。歩きずらそうにしていたが、前に進めれるぶん

マシだ。だが、そこに二人の男が近寄ってきた。

「あなたには残念ですよ、全く…」

「あ、あなたは………え?」

セリムの腹からは血が飛び散った。セリムは無意識に手で抑えていた。だが、セリムがそこで死んでしまった。

「この約立たずが、なんで捕まっちゃうだよ…」

「相手も頭がいい。目的がバレるぞ」

「大丈夫です、わたくしはまだ策があるのでね」

その男は歩き去っていった。



次の日の朝、エレンはいつも通り食堂に向かっていた。すると、急いでいたアランが、エレンの場所に走ってきた。そして、伝えた。

「せ、セリムが殺された…!証拠がなくなった!」

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