第14話 救われる空気

「お前ら!誰だ!」

男は無言で

エレンに銃を発砲し、エレンは交わしてもの陰に隠れた。エレンはその近くにいたリュークのいる班のおじさん兵士に話しかけた。

「敵です。敵は約3人程度…ですが、あの銃の形このT-329に似てるんですが、少し先の部分が短いような…」

「あぁ…そりゃT-229だな」

エレンは、名前の聞いたことの無い名前を聞いて少し困惑した。だが、名前が似てる。この銃の前の武器なのか?

エレンはその銃のことについて聞いた。

「それは、何ですか?」

「まぁ、話せば長くなるが、簡単に言うとこの銃の前の世代であり、それに、使い方次第で今のこの銃よりも強くなる。殺傷能力だってあるからな。」

エレンはそれを聞きどんな銃なのか気になったが、そんな事聞く時間はない。だがここでエレンは異変にきずく。そう言えば、リュークがいない。この班は、リュークがいる班のはず。だが周り見渡してもどこにもいない。まさか────

考えるすきも与えられないようだ。敵は銃を連射し兵士に威嚇した。エレン達は物陰に隠れて銃を持った。このままじゃ防戦一方だ。勝ち目がない。だが、エレンは察した。

あの武器は、T-329と比べて軽いのだろう。

乱射性は……まだこっちの方がある。だが、それは少しの差だ。使い方──それはどう動かすかなのだろう。

そして、あの武器は、数が少ない方が強い。敵は3人。こちらは30人。だがこちらは数が多い方が強い。どうするか。


「兵を後ろに送り後ろから畳み掛けその間にこちらであっちを撃つと言うのは…」

「いやそれじゃダメだ。あいつらは全方向しっかりキープしてる。後ろに回る間に殺される。だとしたら……いやぁ、そんな奇跡はぁ……あっちに人がいる…あぁぁ、なわけないよなぁ…」

今の状況はいわゆる、絶望的なのか。

無理に出たら無駄死に。エレンはそんな事気にしながらずっと考えてた。


【お前の肩にはみんなの期待が乗っかってる】


「お前…あいつに期待されてるんだってなエレン。」

「そ、そんな」

すると、そのおじさん兵士はエレンの肩を叩いて耳元で囁いた。

「俺もその期待に乗っかっちゃおっかな。期待、してるぞ。だから、お前のその知恵でこの状況をどうにかしろ。お前の能力に俺は賭ける。」

エレンは、風に吹かれたような感覚を今知った。色んな人の期待が自分の背中に乗っかり、それが不安から誇りへと変わった。エレンは直ぐに切り替えて頭の中を整理した。静まる時間を許さないようだ。敵はずっと乱射してきた。

「敵は、乱射してます。そう、隙がないほど。ですが、いつか弾切れがあるはずてす。その時を狙いましょう。」

「時間がない、それじゃ危険だ。残りガスもあるし」

ダメだ、考え続けろ。エレンはそう自分に言い聞かせ、考えた。敵に必ず隙があるはずだ。それを作るのにはどうしたらいいのか。だとしたら……

「物を投げましょう。あいつらはそれを兵士だと思いそれに向かって撃つつもりです。だから!」

「………。よし、それだ。お前ら要らないものをこの袋に詰めろ。早く!」

兵士達は早速その袋に要らないものを詰め、おじさん兵士はそれを投げ、兵士はそれに続いて向かった──

──バン……!

その銃弾は、おじさん兵士の心臓を深く貫き、その周りにいた兵士も敵に撃たれた。

今ので10人死んだ。残り20人だ。だが、これで終わらなかった。そのおじさん兵士の死を恨むように、そこにいた兵士は次々と敵に向かった。

「ちょっと何して………!あ、あぁ!」

その兵はそこで打たれ命を落とした。完全にやられた。敵に動きを察されたのか。エレンは少しパニックになり、考えるのが出来なくなった。周りの兵士もパニックだ。

残り兵士10人だ。こっちはもう不利だ。あの武器に負ける。あの人たちに負ける。エレンはもう絶望だった。そんな時、エレンがふと敵の方を見ると

「…………りゅ、リューク……?何故、あそこに……?」

敵の後ろにリュークがいた。リュークは銃をもって敵の背後に迫ってた。そして、敵に近くなった時、その引金を引いた。その音にきずいた敵がリュークに向けて銃を撃った。足、手、その他色んなところを撃たれた。

だが、リュークは撃つのを辞めなかった。リュークは敵を全員撃ち殺しその場に倒れた。

「リューク……リューク!?」

エレンはリュークの所へ走って、早速血を止めようとしたが、ちは止まらなかった。

リュークは息を荒くしてエレンの手を握った。そして、エレンにカスカスの声で伝えた。

「ぜっ……だい……に…まもって……くだしゃ…ぃぃ……しんじ……てます…」

「リューク!おい!リューク!!俺を超えるんじゃなかったのかよ!おい!リュークぅ!なに、何死んでやがる!まだ、早すぎるだろう…」

エレンは何回もリュークの身体をさすった。そしてその場にアランが来た。アランはそのリュークの姿を見て言葉を失っていた。

「え、エレン……リュークが…」

「くそ、くそぉ!俺が、俺が頼りなかったから……」

【俺も期待に乗っかっちゃおっかな。】

「こんな……とこで、止まっちゃダメだ、戦場で人が死ぬのは……当たり前…アラン、ここにまだ敵はいたか」

エレンは涙目でアランに聞いた。アランは頭を整理しながら、エレンに伝えた。

「あぁ、まだいた。50人程度いる……そして、その人たちは……元TCUだ……」

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