新型テロ編

第11話 成長期

ワシントン防衛戦から3年後。エレン達は、15歳となった。ワシントン防衛戦の後、エレンを含め、アラン、ミカエル、グラウスは飛び級し、エレンとアランは3等兵士。

グラウスとミカエルは5等兵士となり、それぞれ任務を遂行していた。

ワシントン防衛戦では、死者数100人。怪我人60人。そして、辞めた人が100人となり、

合計300人。今までになく、少なかった。

昨年までは400人に対し、今期は300人だ。

だが、それから3年も経ち、兵士の数も増えて行った。


そして今、エレンらは戦場にいた。マサチューセッツ州を防衛するため、エレン達は現場を仕切ってた。

「エレンさん!第1作戦、成功です…!」

「よくやったリューク。」

と、エレンはリュークの頭を強く撫でた。リュークは、ホワイトハウスアウト作戦のニュースを聞き、エレンに憧れて入った兵士だ。エレンを超えるため、ひたすら任務をこなして行き今は5等兵士となっていた。

「じゃあリューク、お前はここの現場指揮を頼む。俺は、アランと合流してから、蹴散らしてくる。」

「分かりました。では、ご武運を。」

リュークは頭を下げると、エレンはリュークの手を掴んだ。そして、握手をした途端、リュークはエレンが憧れのせいか、慌て始めた。

「お前なら出来る。お前のやり方で行け」

「はい!!」

エレンは、200人の兵士を連れてその場を去っていった。アランも戦場で戦っている。アランはそこで苦戦していた。

「クソ、敵も戦い方変えてきやがった、今までは撃つだけで、数の有利だったのに対して、今は俺たちを囲むように来やがる…横からも流れ弾が飛んでくる、一体どうすれば…」

アランはどう太刀打ちするか考えていた。戦い方が変わり、今までの戦い方じゃ勝てなくなってきた。すると、敵の背後に、兵士が来た。何人もの兵士が敵を囲んでいた。困惑していたアランの肩を誰かが叩いた。

アランが後ろを振り向くと、そこにはエレンがいた。

「なーに苦戦してんだよアラン」

エレンは少し笑っていた。アランは少しイラッとしながらエレンの足を踏みつけた。エレンは足を抑えながらアランに話しかけた。

「いってーなー、大丈夫だ、俺にお前が必要なように、お前にも俺が必要だろ!」

「ふっ、そうだな!」

エレンは拳銃で斜め上を撃った。すると、敵の背後にいた兵士が敵兵をどんどん撃ち殺していき、混乱していた兵士を正面の兵士がそれを撃っていき、その場を制圧した。

今回のマサチューセッツ州防衛はTCUが勝利し、大した犠牲も出なかった。

そして、テロの回数も減っていっていた。

これは2年前、ソ連のスターリンが死去し、冷戦も雪解けの兆しが見えてきたからである。そして今年。アメリカ国民は皆もうすぐ終わる。こんな地獄ももうすぐ終わる。そう楽しみにしていた。テロが減り、街も活気づいていた。

マサチューセッツ州防衛戦から一週間後、エレンとアランは街を歩いていた。その後ろにはグラウスとミカエルだ。

「まだ、テロはあるけど、平和になったんだなぁ」

「だな、もう、TCUなんか要らなくなりそうだ」

エレンはそう言い、アランの顔を見て笑いかけた。それを見てアランがまた怒った。

「何笑ってんだよ!」

「いや、あの時、あの屋上で話した事、実現しそうだなって。」

アランは、3年前、弔い式の際に屋上で話した事を思い出した。そして、周りにいる楽しそうな人達を見て、笑顔になった。

「エレンー!見てー!このお肉めっちゃ美味しそうー!」

ミカエルがエレンの所まで走ってきた。ミカエルは2人の顔を見て疑問に思ったが、気にせず話しかけた。

「おぉ、美味そうだな!」

「ちゃんとエレンの分もあるよ~もちろん!アランのもね!」

ミカエルはエレンとアランにそのお肉を渡し、前を歩いて行った。2人はその姿を見て落ち着いた。2人はそのお肉を口にして歩き出した。すると、後ろにいたグラウスが少しお怒りのようだ。

「ちょっと俺の肉はねーのかよ!?」

「あ!忘れてたー!てへっ!」

ミカエルは自分の頭をかきながらグラウスから逃げていった。すると、アランが首を傾げた。エレンはそれを見てどうしたか聞いた。するとアランが

「ミカエルって、エレンの事が好きなのか?それとも…グラウスなのか?」

「いや、好きな子の肉を忘れるか?あいつの好きな人はアランだろ」

エレンはそう言いながらアランを後押ししたが、アランはそれが気に食わないらしい。

(ちぇっ、嫌味かよ?)

アランはエレンを飛び蹴りしてエレンはその場で転んだ。エレンは痛そうに立ち上がりアランを睨みつけた。だが、2人は笑いを堪えられなく、そこで笑い始めた。エレンがアランの肩を叩きながら笑い、アランもエレンの肩を握りながら笑っていると、エレンがアランの足を引っ掛けてアランの上を取った。

「ははっ!騙されたか?」

アランは頭を抑え笑いながら

「あぁ、すっかり騙されたよ」

2人は街を出て本部に戻って行った。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます