羽化

作者 シュリ

すべてのエピソードへの応援コメント

  • 羽化へのコメント

    Twitterで、「#RTした人の小説を読みにいく」に反応いただきありがとうございました!(Twitter:@ojitw)
    お見舞いの言葉もありがとうございました。
    遅くなりましたが、読ませていただきました。

    「決して同情はしていない」と述べているように、芝田さんの容姿や境遇について語るときも、芝田さんがいかにしていじめ抜かれたのかも、観察したことをそのまま書き写すように淡々としていて、その書き方のおかげで芝田さんの不憫さが際立っているように感じられました。
    クラスメイトの女子達に向ける目も徹底して冷淡であって、語り手である"私"は冷たくもフェアな人間なのだと思いました。
    人への興味が薄い"私"でさえ魅了した、芝田さんが命を燃やした瞬間。この一瞬が鮮烈に描かれるために、"私"という語り手が存分に仕事をしていました。読後感も「芝田さんかわいそう」という悲壮な気持ちではなく、"私"と同じで、人間自体には興味はないけれど、ただ輝きに魅入られたような不思議な感覚になりました。
    "私"も、読者として共鳴してしまった僕自身も、人道的見地から言えばよろしくないのですが、そういう人物が描かれたとしても輝くからこそ、小説というのは面白いものだなと改めて感じました。
    5,000字未満でこの密度、本当に素晴らしい作品でした。
    Twitterのタグという細い綱でしたが、このような作品に出会えてとても嬉しいです。

    一点、気付いたのですが、本文中の、
    先生の見ていないところで女子たちから蹴られるようになった。」←この閉じカッコ、多分消し忘れなのかな~と……!

  • 羽化へのコメント

    決して主人公然とせず、淡々と物語を語る「私」を通して見た世界は青春群像劇として非常に上手くまとまっていて、暗い話は苦手なのですが最後まで読んでしまいました。

    今となってはとても陳腐な表現になってしまい申し訳ないのですが、異世界転生のはじまりのような想像の膨らむ展開です。芝田まゆにとっては輪廻転生が待ち受けていて次の物語の主人公になるかもしれないし、「私」にとっては過ぎ去ってしまった青春の思い出の一つとして語ることで、「私」の物語は役目を果たしてしまったんですよね。

    蝶や蝉など、羽化の瞬間はとても神秘的で魅せられます。

    作者からの返信

    お褒めの言葉をありがとうございます。
    私自身も色々と想像して書きました。
    羽化の瞬間は本当に神秘的で、不思議な瞬間ですよね。そのシーンに一番悩みました。悩んだ甲斐がありました。
    読了いただき、本当にありがとうございます。

    2019年7月2日 22:53