面白いです。はい、面白いです。
設定がしっかりしてるので、違和感なく世界観に入り込めるし、展開が物凄く熱いです。
何よりキャラクターが魅力的です!主人公のレイを始め、ヒロインたちやレイの仲間たち……。ほとんどのキャラクターが可愛すぎます。
女の子たちが超絶可愛いんですよね。皆さんよく、読者受けする『可愛い』を理解していらっしゃる。あざとい!
おかげさまで、私は誰を推せばいいのかわかりません(72話時点)
誰とくっつくかも予想できません(72話時点)
魔力はゼロだけど、(いろんな意味で)お強いレイ。
戦えるし、口も達者だし、本音を隠すのも上手だし。
でも、うざくない。むしろ好感が持てるところが、作者の力量を感じます。
新しい異世界無双を見ることができます。
何より愉快なキャラクターたちが存在します。
さあ、皆さん。魅力的なキャラクターに会う準備はできましたか?
魔力【零】の主人公がどのような経験を経て騎士団を束ねているのか知りたくなります。
前作「陰俺」からの大ファンなんですが、この物語も夢中になってます。
硬派な書き出しで語られる文章に今作はちょっと違うぞっと思ったのも確かです。
書き込まれた世界観はこれまた映像のように私の頭のなかに構築されて来ています。
作者の映像とは多少違うかもしれませんが、それは物語を読む真髄だと思うのです。
これからも私の頭のなかで
主人公レイや取り囲む個性たっぷりの登場人物を活躍させて下さると信じています。
読み始めるなら今なのです!!
ただし…この作者さまは焦らすのもお好きなので要注意です。(爆)
最大の注意点。最初の章、1章の人物紹介文面は読み飛ばしてはダメです。途中からこいつだれだっけ?病が発生してせっかく楽しいこの作品を読むのが、苦痛になります。人物が根本的にわからなくなったら1章を読み直して下さい。
で。
作者読んでますね、文学や文芸を。そっち系の文章にも見えます。
1作品書籍化している人なので、そこで鍛えられたのかも知れませんが。
起承転結で書く、典型的な小説なのでお面白くないときは次への準備をしている回だ、と思って下さい。次、その次が跳ねるように面白くなってますから
全体としては主人公の視点+群像劇に属するのではないかと思います。再序盤である1章は主人公が活躍するまで時間が掛かるのでストレスがたまるかと思いますが、頑張って読むと幸せになります。この作者なら1章の出の遅さを後半の面白さで挽回してくれることでしょう。とても期待できます。
1章後半3話が主人公の最初の見どころかな。群像劇な分、1人1人に丁寧な描写をしないといけないので序盤が遅くなるのは本当しょうがないです。
2章からは主人公目線がググンと増えますね、説明することが減るからでしょうね。
ただし主人公がいない場面では視点が切り替わって他の人の一~三人称視点になります。キャラが立ってくる後半はそういうことが増えますね。
よくあるハンデ系なんですが、しっかりと強いですね。隠れて強いの王道をいっている感じがします。
身体的基礎能力はちゃーんとめっちゃ*3あるので、弱くて弱くて情けないなんてことはありませんからご安心ください。
そのハンデとそれを裏返した強さなのですが、詳細は読んでいただきたいのですが、めちゃくちゃ素晴らしい発想だと思います。この手のは、ゲームであったかなあ……というくらいあまり見ませんね。探せばあるんでしょうけれども。