114 夏月の夜風に紛れて…… 句切れなし

――――――

  盛夏の夜を


夏月なつきの夜 風に紛れて 秋風や まづは茂みに その身やつすか


・なつきのよ かぜにまぎれて あきかぜや まずはしげみに そのみやつすか

――――――――――


[通釈]

 盛夏の夜を詠んだ歌

 月夜、草木の茂みに吹く夏風に紛れて、秋風よ、お前は、まず、目立たないように、草木の茂みにその身を隠すというのか。((風吹く夏夜、暑いながらも、茂みの擦れ合う音は涼しげである。))


[補註]

・句切れなし。


―――――

夏月なつきの夜 風に紛れて 秋風や まづは茂みに その身やつすか

―――――――



(令和元年八月十日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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