【梅雨明け】

082 時もしもいづちの雲居…… 単語、文法、句切れなし

――――――

  梅雨明けを


時もしも いづちのくも さりげなく 晴れむ兆しの 音まさるらむ


・ときもしも いずちのくもい さりげなく はれんきざしの おとまさるらん

――――――――――


[通釈]

 梅雨明けを詠んだ歌

 今、どこかの空にかけては、それらしいようすもなく、梅雨明けの兆しの音が、広がりゆくであろうか。


[補註]

・単語…初句「しも」→強調を表す。

・文法…結句「らむ」→視界外の現在推量を表す。

・句切れなし。


―――――

時もしも いづちのくも さりげなく 晴れむ兆しの 音まさるらむ

―――――――



(令和元年七月六日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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