079 ほの月の影に映りて…… 句切れなし

――――――

  梅雨のつく


ほの月の 影に映りて 棚田雲 ねぶるやうにも へて広ごる


・ほのつきの かげにうつりて たなだぐも ねぶるようにも はえてひろごる

――――――――――


[通釈]

 梅雨の月夜を詠んだ歌

 かすかに光る月影に照らされて、棚田のよう雲が、横になって寝るように延び広がっているよ。


[補註]

・句切れなし。


―――――

ほの月の 影に映りて 棚田雲 ねぶるやうにも へて広ごる

―――――――



(令和元年七月二十四日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

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