074 果てなきと思はるる雨…… 四句切れ

――――――

  しげき梅雨を


果てなきと 思はるる雨 残りなく 洗ひ流せよ この身の憂さを


・はてなきと おもわるるあめ のこりなく あらいながせよ このみのうさを

――――――――――


[通釈]

 降りしきる梅雨を詠んだ歌

 いつまでも降り続くと思われる雨、お前は、残りなく洗い流せよ。このわたしのつらく苦しい心を。


[補註]

・四句切れ。


―――――

果てなきと 思はるる雨 残りなく 洗ひ流せよ この身の憂さを

―――――――



(令和元年七月十八日)(二〇一九年)(夏歌なつのうた

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る