【彷徨い、迷い、惑え】

第295話

【彷徨い、迷い、惑え】


覚めない夢を

      みていたい

瞳を閉じる

     所作もなく

瞼を開く

    意志もがく


冷めない夢の

      ままでいたい

原子を止める

      すべ持たず

電子の流れる

      道ふさぎ



誰かの夢だと

      思いたい

 夢みる世界に

       いるのだと

いるべき

   場所では

      ないのだと


      もやもや

   揺らめき

褪めて泣く


事実も私も現実も

     夢に浮かんだ雲みたい


時間も暦も年代も

     空に沈んだ星みたい

           連ねた星の雲をみたい


宇宙も

   大地も

     海だって


私を惑わす嘘みたい


ここに

   いるのは

        私いがい


どこに

    あるのか

         わたし遺骸

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