【終わらぬ度に、旅へ】

第246話

【終わらぬ度に、旅へ】


 息を止めて

 時を止めて

 意識の流れを研ぎ澄ませ、

 滞ることのない動きの連続を

 この鉛のような身体の内へ

 命一杯、精一杯

 血液に乗せて

 体温を上げて

 筋肉を張って

 骨を軋ませて

 関節を固定して

 私は私を抜け出して

 音の一部に、世界の一部に、流れの一部に

 私はなるの


 心

 気化する

 その時にまで

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