【流れ移ろう、時と地と宙の狭間で】

第163話

【流れ移ろう、時と地と宙の狭間で】


 私が移動すると

 噛み合った歯車が動き、動かされる様に

 景色も移ろう


 私とすれ違い

 私から遠ざかる様に

 私の進む道のりとは逆さまに

 世界と私は剥離していないと

 思い知らされる


 人生の様でもあり

 人間関係の移り変わりの様でもある

 近しい者ほど

 素早く別れ、過去り

 眺めるだけの者達は

 思い出した時、既に

 いつの間にか消えている


 また逆に現実では

 近しい者の変化ほど気がつけず

 眺めるだけの遠景の様な者達は

 見つめる度に

 時間の流れは均一ではないのかもしれない

 と

 疑いたくなるほど

 変化していたりする


 何故かと言えば

 私が近しい者たちと共に移ろい

 流されているからだろう

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