【犠牲・正義】

第145話

【犠牲・正義】


 ぼくが笑っている時

 泣いている誰かが


 ぼくが嬉しいとき

 苦しんでいる誰かが


 ぼくが幸せなとき

 消えようとしている誰かが


 わかっている

 でも、

 どうしようもない


 だから


 ぼくが泣いていても

 笑顔を解かずに、いてほしい


 ぼくが困っていても

 一緒に心を病まないで、いてほしい


 ぼくが消えかけていても

 あなたの仕合せを、手放さずに、いてほしい


 ぼくはその手を離すから

 その時は、どうか

 ぼくからこの手を、離してほしい

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