145話 結果

「さて、この教科で全てが決まるな」


「ふっ今はたった1点差。それで俺の得意な現代文。この勝負俺の勝ちが確定した」


「祐くんとは同点。私の十八番の現代文なら私の勝ちだね。もうお願いは決めてるんだ♪」


 もう現代文以外の全ての教科のテストが返却された。俺が751点。葵も751点。進が750点。まじで高得点勝負過ぎる。


 そしてもう勝ったかのような反応を見せる2人。余程自信があるらしい。まぁ俺が現代文苦手なのは知られてるからなぁ。


「それじゃまず平均点は64点だ。難しく作った割には結構平均高くて嬉しかったぞ。特にこのクラスはみんな点が良かった。みんな頑張ってくれたな。それで学年の最高点だが…おっ、このクラスにいるな。95点だ。それじゃいつも通り出席番号順に取りに来てくれ」


 これを聞いた2人はニヤッとした。それはもう飛びっきりの笑顔で。


「祐くん、勝負あったね。ごめんね。今回は私の勝ちだよ」


 しばらくして3人全員の答案が返却されいっせーので開くことに。


「「「せーの」」」


 パッと開いて点のところを凝視する。


「……」


「……」


「……」




「うそ…だろ…」


「そんなこと…ありえないよ…」


 2人は驚いて口をパクパクさせている。それもそうだろう。俺の得点のところに記入されていたのは…


「悪いな。俺が95点だ」


 まじで嬉しい。勝ったっていうのもあるけど苦手な現代文で結果を残せたのがまじで嬉しい。あの勉強会で以外でも片瀬さんとかに休み時間に現代文を教えてもらってたから。


 家でもしっかり復習して授業プリントとか見直して。なかなかにキツかった。


「祐くん、なんで。今回は勝ったと思ったのに! それに現代文うーんみたいな感じだったじゃん!」


「俺、春香とめっちゃ頑張ったのに。あぁお仕置きされる」


 葵は残念そうに。進は何故かお仕置きをされるということで恐れている。雨宮さんそんなことしないと思うけど。


確かに現代文うーんって感じだったけどダメとは言ってないし、記述のところやっぱり出来てなかったし。


 ただそんなことよし今は俺の頭はお祭りパラダイス。騒ぎたくてしょうがない。それはもうここで

 ベースランニングしてシャードピッチングしたいほどに。


「これで俺の勝ち確定だな。2人ともさっきなんか言ってたけどどうした?」


 少し嫌味っぽく言ってみる。2人はぐぬぬと悔しそうにしていた。


「また負けた。祐輔、ジュース考えておけよ」


「はぁ、祐くんにいろいろお願いしたかったな。でもしょうがない。祐くん…なんでもお願いして良いよ。エッチなことでも…祐くんがしたいなら…」


「そんなことしないからね!?」


 クラスのみんながいる中で何を言ってるんだ。


 とにかく、日曜日に葵にお願いできる権利をもらいました。もう考えてるのですごい楽しみ。

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