139話 どうしたら

 その後、1時間おきにくる地獄に耐え、お昼ご飯を食べて(これについては特に周りがやばかった)それからも勉強して今は5時。


「みんなお疲れさま。またやろうね」


 公民館のエントランスでみんなと別れたらあとは葵と歩いて帰るだけ。


「はぁ、疲れた…」


 体力的には全然問題ないけど精神的にもうくたくた。


「祐くん…ごめんね。あんまりああいう感じ好きじゃなかった?」


「え?」


 心配そうに見つめてくる葵。


「今日ずっと女の子ばっかりだったし、気を使わせちゃったかなって。私がもし男子ばっかりのところに1人だけだったらすごく大変だと思うし」


「それについては大丈夫。みんないい人で喋りやすい人だし。勉強もかなり出来たしね。ただ…」


「ただ?」


「休憩時間のみんなからの俺たちへの質問っていうか尋問がキツかった」


 勉強の質問は全然問題ない。ちゃんと教えることが出来たと思うし、俺が分からなかったところはしっかり教えてくれたから。


「神子戸くんでも分からない問題あるんだね」って言われたけど、分からないところはありまくりです。


「確かに休憩時間みんな私たちのこと聞いてたよね」


「ほんと恥ずかしかった、あれは」


 俺がしたことを聞かれるのはほんまに地獄。人前に立っても全然緊張しないし、恥ずかしいとか思わないけどあれとこれとは別。あれ? これ前も言ったような。


「しばらく、くっついたりするのはやめようか。そうしたらあんまり言われないかも」


 人前っていうか学校とかでくっつくのはしばらく控えた方がいいのかもしれない。それはなんか寂しいけど。


「それは…それは嫌だ!」


 葵が急に大きな声を出した。


「私はどこでもくっついていたい。大好きな祐くんと触れ合っていたい。ごめん…わがままだよね」


「そうだよね…。俺も本当はずっとくっついていたいんた」


「それなら簡単だよ。私がみんなにあんまり祐くんに言わないでって言っておいておく」


 あれ? 確かに簡単だ。なんでそんな簡単なこと思いつかなかったのだろう。


「それじゃ葵、頼む」


「うん! これからはもっとくっつくからね!」



 ===


 センター試験終わりました! なんとかできたはず!

 これからもよろしくお願いします。


 九条 けい



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