蒸気の帝国

作者 山田(肉球)

9

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★★★ Excellent!!!

まず本作は一人称視点の物語なのですが、主人公が穏やかで優しい性格をしている為、語られる作品世界の描写が、非常に丁寧かつ品良く綴られており、読みやすいです。

牧歌的な序盤の展開から、不思議な少女との出会いを経て、徐々に物語が加速して行き、やがて危険極まりない陰謀に巻き込まれて行くという――果たしてこの優しい主人公に乗り越えられるのか!?という、ギリギリのクリフハンガー展開が盛り込まれ、惹き込まれます。

また、細やかな描写が魅力的で、着ている衣装や動作、あるいは街並み、風景、提供される料理などが活き活きと描かれています。
スチームパンクという、誰も見た事の無いアイテムが頻出する世界観であっても、解り易く読み解く事が出来ました。
今後、どの様な展開になるのか、とても楽しみな一作です。

★★★ Excellent!!!

テンプレ的な異世界転生ものかと思いきや、謎が謎を呼ぶミステリーが主軸のストーリー。
スチームパンクな世界観が魅力的で、探偵である主人公ともマッチしている。
殺人事件、正体不明の少女……さまざまな謎を読者に投げかけ、続きが気になるワクワクを与えてくれます。