第70話 神々の黄昏


「ソォータ様は治癒師でもあられたのですね。……って、あれ? そう言えば治癒師の名簿にソォータと言う名前は無かったような……?」


 治癒師のねぇちゃんがなかなか痛い所を突いて来た。

 無許可での治癒行為は重罪だからな。

 治癒師じゃない奴にバレても適当に誤魔化せるんだが、ねぇちゃんが言っている通り教会の奴等は名簿持ってやがるんでそう言う訳にはいかねぇんだよな。

 だかっ! フフフ、しかし俺には秘策が有るんだよ。


「あぁ、そりゃ当たり前だ。俺は元々隣の大陸出身だ。だから、こっちの大陸の名簿見ても載って無ぇと言うか、ソォータってのは先輩が付けた渾名でそれを通り名にしてるだけだからな。本名は別だし名簿見ただけじゃ分からねぇんだよ」


「あぁ~そうなんですか。なるほど~。しかし、偶然ですね。チェルシー先輩も隣の大陸出身なんですよ! 同じ治癒師ならお知り合いかもしれません。今度聞いてみますね。因みに本名は何と仰るんですか?」


 げっ! コウメの母ちゃんって同じ大陸出身かよ!

 マジでなんて偶然だ!

 チェルシーなんて言う凄腕の治癒師なんて心当たりは無ぇが、俺の指名手配の件は向こうが知ってる可能性が高ぇ。

 なんせ住民虐殺に騎士団同士討ちなんて言う大事件だ。

 治癒師として旅をしていたんなら同じ大陸なら噂ぐらいは聞いた事が有るだろう。

 やべぇっ! 本名がバレでもしたら秘策が自爆になっちまうぜ!


「いや~あっちの大陸も結構広いからな。俺もチェルシーなんて言う治癒師に心当たり無ぇし、向こうも知らねぇと思うから聞いても無駄だぜ? 会う機会が有れば俺から聞くから言わんでくれ。まっ、取りあえず、そこら辺の詳しい話は野営地でしようや。このままじゃ俺が風邪引いちまうしな」


 俺はそう言って、わざとらしく寒がる振りをして誤魔化した。

 そして早く戻る様にみんなに促す。


「そうじゃな、倒したと言っても、何らかの魔族に関する情報が残っているやも知れぬ。明日、日が昇ってからもう一度来るとしようかの」


 爺さんは何かを察したのか、俺の言葉にそう答えて野営地の方向に歩き出した。


「まぁ、仕方無いですね。私も何処に目をやって良いのか先程から困っておりましたし。けど、ソォータ様? 先程の女神様への暴言はちょっといただけませんね。治癒師たる者、力を与えて頂いた女神様への感謝の気持ちは忘れてはいけませんよ」


「あ、あぁ、すまねぇな。女神様は昔からちぃとばかし俺に対して苦難の道を歩ませるのが趣味みたいでな。その愚痴さ」


「それは素晴らしい事ではないですか! それ程女神様に気に入られていると言う事です。その試練は女神様の御許への道標でも有りますのよ?」


 そう言って治癒師のねぇちゃんも爺さんの後ろを歩き出す。


「ははは」


 この世界の住人ならそんな風に思っても仕方無ぇか。

 その言葉が当たらずとも遠からずってのがや。


「先生はやっぱり凄いのだ! 今晩いっぱい話を聞かせて欲しいのだ!」


 そう言って、コウメは慌てて先頭まで走り出し、光の魔法で辺りを照らしだした。


 色々と疲れたが、取りあえず何とか誤魔化せた事に胸を撫で下ろし、足元に転がっているクァチル・ウタウスのプレートを拾い上げた。


 しかし、爺さんは俺の過去の事を知っている様だが、治癒師のねぇちゃんは俺の事をほぼ知らねぇみたいだな。

 恐らく国王直下の秘密工作員みたいなイメージで俺の事を見ている様だ。

 それにどうも知りたがりの性格なのか、ちょこちょこ俺の過去を探ろうとしている節が有るぜ。

 国王も厄介なのを供にしてくれたものだな。

 周りにベラベラ喋らねぇとは思うが面倒くせぇ。


 さぁ帰るかと最後に念の為辺りを見回すと、何故か案内人だけは立ち止まり、俺の雷光疾風斬の跡を見て首を傾げているのが見えた。

 何か気になる事でもなるのか?


「どうしたんだ? 戻ろうぜ?」


「え? は、はい。しかしあなたも勇者様だったんですね。しかも飛びっきりの。昔、訓練の際に幾人かの勇者様の技を拝見する機会が有ったのですが、ここまでの技の持ち主は居られませんでしたよ」


 勇者の技を見た事が有るって?

 いや、よく考えたら王家の口伝に勇者の下りが有ったし、内容の意味は分からなくても勇者が関係してるって事くらいは推測出来るわな。

 封印監視の諜報員の訓練に勇者を呼ぶって事は普通に有り得るか。


「ん~、厳密には勇者じゃねぇんだ。紋章も無ぇしな」


「え? じゃあ、何故勇者様の技を? ……いえ、そう言えば、治癒魔法を使えるのに、光の精霊まで扱える? もしかして、あなたは……理を越える……?」


「神の使徒って事にしておいてくれ。あとこの事も内緒な」


 とうとう自分で『神の使徒』を自称してしまったぜ。

 今まで皮肉で言っては来たが、自己紹介で言う羽目になるとはな。

 神のほくそ笑んでいる顔が目に浮かぶようだ。


「分かりました。いや~、そんな方に直接治して頂けていたなんて光栄だな~」


 ははっ、何かとても尊い者を見る目で俺を見詰めてくるんだが、少し選択間違っちまったか?

 いや、まぁ純粋に喜んでくれているとしとこうか。

 それより、なんで立ち止まったりしてたんだ?


「ありがとうよ。しかし、さっきなんで首を捻ってたんだ? 威力が大きいからって事か?」


「いえ、それも有るんですが、そちらの方からなにか音が聞えたような気がして」


「音? ん~、いや特には……。どんな音なんだ?」


案内人の言葉に俺も耳を澄ますが、周囲の虫の音程度しか聞こえてこない。

 一体どんな音がしやがったんだ?


「いや、何かが噴き出すような……。それにほら、なんか唸るような音が聞えませんか? ゴゴゴゴって言うような」


「ん~、ブースト聴覚強化


 ゴゴゴゴゴ……。


 ブーストで聴覚を強化すると、確かに何処からともなく地鳴りのような音が聞えて来た。

 なんだこの音?


「あぁ、確かに聞こえるな。なんなんだこれ。ってなんか、どんどん大きくなってきてないか?」


 それに気づいた途端地面が微かに揺れ出し始める。


「おわっ、な、なんだ地震か?」


「も、もしかして、これ噴火の兆候じゃ?」


 そう思うのもつかの間、次第に地鳴りは大きくなり、揺れも激しさを増してくる。


「そ、そうか! 確か封印には火山の力を使っていたって話だった。封印が解けてそれに使用していた力が火山活動のエネルギーに戻ったって事か? しかも、火山を刺激するような事をしちまったし……」


 俺は恐る恐る火山の方に目を向けた。

 すると案の定、俺が雷光疾風斬で大きく穿った辺りから、凄い勢いで何やら暗がりでも識別出来る様な形容し難い色のガスが噴き出して来ているのが見える。

 最初は一か所だったが、みるみる内に彼方此方から同じ様にガスが噴出して出してきた。


「や、やべぇ……。兆候どころか、今すぐにでも噴火するんじゃねぇのか?」


「そ、そうかも……」


 地鳴りの昂りがカウントダウンの如く地震と共にその時の訪れを告げようとしているのが分かった。

 このままじゃ噴火しちまうのは確定なのだが、さすがの俺でも火山の噴火を止めるなんてのは無理そうだ。

 なんせ五百年もの間、封印にその地脈の力を使っていたとは言え、全てが使われていた訳じゃ無ぇ筈だ。

 この近辺の火山岩による特異な地形の様子から、封印にエネルギーを使われる前は活火山として、かなりの猛威を振るっていた事は容易に推測出来る。

 恐らくこの祭壇の封印は、魔族の封印と言う意味だけでなく、火山を無力化する意味合いも有ったのだろう。

 溜まりに溜まった火山のエネルギーはかなりの物になっている筈。

 どちらにせよ、魔族を倒した時点で遅かれ早かれ噴火は避けられない運命だったんだが、早かれのトリガーを早速引いてしまったって事だ。


「マジでやっべぇーぞ! 逃げねぇと俺でも確実に死んじまう! 急ごうぜ」


「は、はい」


 この辺りにも硫黄の匂いが漂って来た。

 確か高濃度の火山性ガスを吸うと死んじまうんだよな。

 それに火砕流ってのはムッチャスピード早いって言うし、この位置で噴火されると逃げ切れねぇ!!

 俺と案内人はその場から走り出した。

 先に歩き出した爺さん達も地鳴りと揺れに驚いた顔でこちらを見ていたが、状況を察したらしい。

 三人とも慌てて走り出したのが見えた。


 う~ん、しかしこの揺れの中じゃ爺さんは絶対に逃げ切れないだろう。

 俺が背負ってやる必要が有るな。

 ……いや、コウメもダメだな。

 あいつドジッ娘属性有るし、途中で転んで危機一髪ってのが簡単に予想出来ちまう。


「おい! 爺さん! あんたの足じゃ間に合わねぇから、俺に負ぶされ!」


「わ、分かったのじゃ。っと、それならその前に……」


 俺の言葉に何故か爺さんは立ち止まり、手に持った杖で何やら呪文を唱え出した。


「お、おい、そんな暇は無ぇって……なっ、この呪文は!」


アースキャッスル地神城塞。ふぅ~これで少しは持つじゃろう」


 爺さんの呪文と共に祭壇の奥の地面から城壁の様な物が凄い勢いで競り上がりだした。

 そして、その両端は祭壇を取り囲む様にU字型をしている。

 この呪文は、土属性最大の防御魔法で、呪文名の通り個人と言うより戦争等で街や城を守る際に使われるような代物だ。


 高さと良い、大きさと良い、この詠唱スピードでここまでの土の城壁を作れる術者なんて見た事が無ぇぞ?

 魔力消費を無視すれば俺でも出来るのだろうが、この揺れの中では難しい。

 さすが先輩が弟子入り志願するだけは有るな。

 ギルドの地下でも俺に気付かれず防御結界を張っていたし、この爺さんは防御魔法のスペシャリストと言う事か。


「やるじゃねぇか爺さん!」


「いやいやなんのこれぐらい。それに王家伝来の祭壇を溶岩の下に埋もれさせてしまうと国王に合わせる顔が無いしの。とは言え、この地震じゃ何処まで効くか分からんがな」


「なんでだ?」


「地震とは大地属性において最上位に位置するのじゃよ。それにこの魔法は横からの衝撃には強いが、下からの衝撃には弱くての」


「なるほどな、んじゃ、こう言うのはどうだ? ……パーマフロスト永久凍土!!」


 俺の唱えた呪文によって周囲の気温が下がり出した。

 そしてアイスバレットの時以上の速度で、周囲の空気が急速に乾燥し出し、周りの木々も次々と枯れ出していく。

 それに伴って、地神城塞に霜が降りた様に白くなり、数秒後には立派な氷の城壁が目の前に姿を現した。


「よし、これでこの土の城壁は、俺の魔力が尽きるまで氷の城壁となって、どの角度から衝撃が来ようとちっとやそっとじゃ壊れたりしねぇ。それに火砕流の熱も、焼け石に水なんてのよりはちゃんと守ってくれると思うぜ」


「う~む凄まじいのぅ。事情は国王から聞いてはいたがこれ程とは。それより良いのか? 皆の前でその力を見せても」


「まぁ、こんな事態になっちまったからな。皆の生死がかかったこの状況で身バレも糞も無ぇだろ。けど『理を破る者』って言う意味がどういう事なのか、あんたらなら分かるだろ? 世界平和の為だ。他言無用で頼むぜ?」


 俺の言葉に皆は真剣な面持ちで頷いた。

 先輩達も言っていたが、『理を破る者』の存在はこの世の信仰を根底から覆し戦乱のタネに成り得る物となる。

 この事はコウメ以外のこの場に居る者なら分かっているだろう。


 案内人が『貴方様の事は誰にも喋りません』と、なんとなく俺への信仰度が強くなって来ているのをひしひしと感じるが、一番言い触らしそうだったんで、一緒に行動する際の身バレが心配だったけど、この感じだと大丈夫そうだ。


 だが、教会に属している治癒師のねぇちゃんに関して、今の話は無許可治癒師の存在以上に心穏やかじゃ無ぇ筈だ。

 さっきは神への文句も聞かれちまってるからな。

 『理を破る者』と言うのを勘違いして神の敵なんて思われるのは勘弁して欲しい。

 念の為に言い訳しとくか。


「言っておくが、ねぇちゃん。俺は神側だからな? 魔族も倒したし。神への文句はさっきも言った通りで、ほら、母親に対するちょっと遅れた反抗期みたいなもんなんだよ」


 うぅ、自分で言っといてなんだが、死にたくなって来たぜ。

 何が神側だ! 何が母親に対する反抗期だ! 反吐が出る。

 とは言え、こうでも言わなきゃ教会に神の敵として認定され兼ねないしな、トホホ……。


 ん? ねぇちゃん無表情のまま固まっちまったぞ?

 さっきの言葉神に対して気安過ぎたか?

 逆に怒りを買っちまったんじゃねぇだろうな?


「す、素晴らしいですわ!! 女神様を母と仰ぐその言葉! 貴方様はこの世界に平和を齎すもたら為に使わされた、女神様の落し子様であらせられるのですね!」


 ちっがーーーう!! 奴の子供なんて止めてくれ!!


 考えただけで鳥肌立つわ!!

 それに、さっきからこいつの言葉は見方を変えたら、そうとも言えるって言う微妙な所を突いて来やがるから始末に負えねぇ。

 確かに今の身体は神に作られ、この世界から神の敵である魔族を滅ぼす為に連れて来られた。


 あぁ、間違って無ぇ! 間違ってぇ無ぇよ!


 その神の敵も俺と同じく神に作られたオモチャで、この世界自体自分達の娯楽の為だけに作られたって事を除けばな!

 うううっ、全力で言い返したいが、ここで口論なんかすると折角纏まり掛けたこの状況がぐだぐだになるし、ぐっと飲み込むしか無ぇか。


「ハハハハ、何度モ言ウガ、誰ニモ喋ラナイデクレヨ? ソレヨリモ早ク逃ゲヨウゼ」


 いつ噴火するかもしれ無ぇので、心を殺してそう答えた。

 俺の心のライフは既にゼロなのだが、このまま噴火されちゃ身体のライフまでゼロになりそうだしな。

 もうここに来て出し惜しみするのは止めだ。

 出せる力は全て出す。


「おい、案内人の……」


「ジョンです。使徒様どうされましたか? 」


 ほっ、ちゃんとモブっぽい名前で良かったぜ。

 これでジュリアーノとかカッコイイ名前名乗られてたら突っ込み入れたくなってたところだ。


「あっこれは、仲間内の愛称でして、本名は……」


「ストーーップ!! 言わなくて結構! ジョン! お前にはリブート完全治癒!! あとねぇちゃん! ブースト体力増強!ブースト脚力強化! 最後に二人にナイトアイ暗視と、コンシール不可視!」


 本名とかこの期に及んで聞きたくないので、続け様に案内人ジョンと治癒師のねぇちゃんに逃げ切る為の魔法を掛けた。

 ジョンは身体さえ万全になれば逃げ切れるだろう。

 治癒師のねぇちゃんはブースト掛けりゃ俺達に付いて来れる筈だ。

 そして、ついでに暗視と不可視の魔法を掛けた。

 これで暗い森の中でもハッキリと見えるし、不可視のお陰で魔物に襲われる事も無ぇ。


「す、凄い! まるで全盛期に戻ったようだ! 戦場で負った古傷まで……」

「し、信じられないです。ブーストを部分別に掛けられるなんて……こんな魔法見た事無いです……やはりあなた様は第三の……」


「だからお喋りはストップだって! お前ら早く逃げろ!! 場所は取りあえずジャイアントエイプの森を抜けた先だ! くれぐれも死ぬなよ!」


「「わっ、分かりました」」


 お喋りし出した二人を遮り俺が指示を出すと、不可視の魔法で見えなくなった二人はそう言った。

 見えなくても、術者の俺には掛けた相手の位置はすぐに分かる。

 二人がそう返事した後に、俺の魔力の気配が急速に遠ざかって行くのを感じたので、指示通り走って行ったのだろう。

 

「よしっ! 爺さんは俺に負ぶされ! そしてコウメは抱っこしてやるからこっちに来い」


「分かったぞい」

「うん分かったのだ」


 爺さんを背負い、その足に回した腕にコウメを腰掛けさして立ち上がる。

 痩せた爺さんに、身体の小さいコウメだ。

 俺の力ならこれくらい屁でも無ぇ。

 しかし、念の為、幾つか身体能力に対してブーストを掛ける。

 だが、連続ブーストはダメだ。

 恐らく時を置き去りにする動きに二人の体が耐えられないだろう。

 あと、空気の壁をぶち破るからな。

 爺さんが吹っ飛んでいくのが目に浮かぶぜ。

 それにこの二人もだが、先に走っていった二人まで爆風に巻き込んでふっ飛ばしちまうだろうしな。


「行くぞ! 二人共、準備は良いか? しっかりと俺にしがみ付いておけよ」


「大丈夫じゃぞい! この腕は死んでも放さないわい」

「僕も先生から離れないのだ!」


 二人の返事を聞くや否や俺は全身に力を込めて走り出した。

 揺れる地面に足を取られない様に気を付けるが、地鳴りと共に更に大地の揺れは強くなって行くので大変だ。

 二人が激しい揺れに目を回さないか心配なので、時折二人に酔い覚ましの為に覚醒の魔法を掛けている。



ゴゴゴゴゴゴゴ……ドカーーーン!!


 もう少しで樹海の外に出ると言う所で、地鳴りと揺れが最高潮に達したかと思うと、一瞬の間の後に爆発するような大音響が俺の耳に痛みを伴い劈いた。

 しがみ付いている二人も小さく悲鳴を上げている。


「とうとう噴火しやがった! 更にスピードを上げるぞ! しっかりしがみ付いておけよ!」


 二人は、その言葉に反応してしがみ付く手に更に力を込めた。

 こんな所で死ぬ訳にはいかねぇ!

 先に行ったジョンと治癒師のねぇちゃんも高速で移動してるんで今の所大丈夫なみてぇだな。

 全員生きて帰ってやるさ!

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 この噴火は、後に『神々の黄昏ラグナロクの開始を告げる鐘』と歴史書に刻まれるが、今の所その到来を感じているのは……まっ俺ぐらいだな。


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