冬の濁り

急に寒さが訪れてシャツ一枚では肌寒い

去年買った紺のパーカーを出した

去年の冬の匂いと忘れないといけない記憶

そのパーカーを着る度に思い出す


思い出しても苦しくなっちゃいけないのに

どうしようもなく胸を締め付けられる


親友と同じ人を好きになってしまったこと

親友はその人と付き合っていたこと

僕は何も知らなかったこと

もうすべて終わったことなのに

過ぎた事なのに


時間が止まればと願ったあの時を

どうしても思い出してしまう

あの時すべて知っていれば

抱き合ったりなんかしなかったのに


親友と同じ人を好きになってしまったこと

親友はその人と付き合っていたこと

僕は何も知らなかったこと

もうすべて終わったことだから


大切な人に会いに行く

あの時のことは知らない 今の恋人に

紺のパーカーを着て会いに行く

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