鬱 陶 死 意

雨音が強く 夜更けに響いて

心の中に何かが残る

乾いた唇を噛んでも堪えられない

熱を持った身体が重力に引かれる


水を掻いて走る車の音が

遠くから聞こえて夢心地

何もかもすべて夢ならばと

そう思いながら過ごす現実


闇に溶け込んだ何か

蝕むように張り付いてゆく

叫び声を上げたくなるほど

すべてが苦しくて痛い

好きな雨音さえも耳障り


ガラクタのような自分

中身が空洞の自分

ほぼ放心状態


面白いほどに無表情

瞼が勝手に落ちてゆく

このまま眠ってしまいたい

すべてを忘れてしまいたい


闇に溶け込んだ何か

蝕むように張り付いてゆく

こうしているうちに夜は明ける

頭が張り裂ける寸前

何もかも消えてほしい


完全な静寂の中で生きたい

音のないことに怯えながら

けれど雑音のない世界で

いっそのこと

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