残る桜も散る桜

知らなかった その名を

いつかなくなると信じていた

気づきたかった

君が苦しんでいることに


どう足掻いても

まだ終わらせないと言っても

いつか辿り着く

そこに何が残るのか


容赦ない雷雨のように

世界中に降り注ぐ愛

それが唯一 君が残したもの


いらなかった その血は

いつまでも消えることなく

もう遅かった

君は苦しみの果てにいた


躊躇わずに

突き進み砕け散っても

いつか辿り着く

そこで何ができるのか


情けない憎悪のように

世界中に撒き散らす灰

それが唯一 君がいた証


荒れ狂う天気のように

感情が混ざり合う中

君を助けに向かう


風に散る桜のように

世界中が酔いしれる善

それがいつかの 君が残せるもの

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