第21話蘇生

太郎は、布団の中で目を覚ました。


「大丈夫か?中村君。」


近藤が、覗き込むようにして視界に入って来た。


「はい。」


太郎は、起き上がった。


「すまなかった。斎藤の勘違いだった。」


近藤は、太郎に深く頭を下げた。


「すみません、局長、鏡を見せてくれませんか?」


戻ってる。坂本龍馬じゃない!中村太郎の顔だ。


鏡を見つめている太郎を近藤は顔をひねった。


「斎藤は、気が立ってるだ。色々な藩にスパイとして潜入して活躍してくれてるから。」


近藤は、渋い顔をした。


「そうですか。」


太郎は、放心状態だった。


無性に桜に、会いたくなった。


「失礼します。」


太郎は、布団から飛び出して吉原に向かった。


部屋に通されて桜が後から来た。


太郎は、桜を引き寄せて抱きしめた。


「冷たい。」


「冷たい?」


「中村様、冷や汗をかいています。何か怖い事でもありましたか?」


桜にキスした。


その後は、二人は淫らになり裸で抱きしめ合って桜は恥ずかしそうに声を上げた。


二人は、結ばれた。






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