第17話吉原の乱

「たまには、息抜きが必要だ。」


と土方に言われて吉原に太郎は連れて行かれた。


土方が吉原に入ると女達の黄色い声が上がった。


「どうも、土方様。」


小太りな男が土方に言った。


「葵と桜を連れて来てくれ。」


小綺麗な部屋に通された。


「土方さん、ここって‥‥?」


「女と夜明けまで過ごせばイライラも晴れるだろう。」


その後は太郎は良く覚えていない。


葵と土方は別の部屋にさっさと行ってしまった。


桜は、美少女だった。


「あの‥‥新撰組の方ですよね?」


「したっぱですけど。」


「わたしの兄は長州藩の侍に殺されました。」


太郎は、どんな顔をしていいか分からなかった。


桜の手に触れて太郎は


「仇を取ります。俺が。」


と力強く言った。


二人は朝方までたわいもない話をして過ごした。




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