第15話祇園祭

帰り血を浴びた新撰組は祇園祭の中を堂々と歩いた。


京都の住民は、汚らわしいものを見るような視線を送ってくる。


沖田をおんぶして太郎は歩いた。


あれ?坂本龍馬じゃないか?


というような声も聞こえてきた。


太郎は、本来の目的を完全に見失っていた。

36歳でセックスレスになりそれを克服するために幕末に来たのだ。


新撰組に、入隊して全てが太郎を変えた。


「自分で歩けますよ。」


と沖田が小さな声で言った。


沖田は、痩せ細り軽かった。


「ゆっくり休んで下さい。」


太郎は、沖田に言った。


祇園祭の灯りが一層、隊士達を疲弊させた。


池田屋事件は、明治維新を早めた。


ここから、新撰組は傾いていく。


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