　みなさま、毎日お風呂楽しんでますかー？

　温泉施設は今日も危険がいっぱい！　流血事故も起きちゃうよ！（客を減らす気か！）

　私もたまに負傷します。今日はそんなお話。

　　◇　◇　◇

「幼児でも簡単に作れる流血現場」とは何かというと、アレです、アレ。

　温泉といったらこれがないと帰れない。

　そう、牛乳です！　腰に手を当て、思いっきりグビッといっちゃいましょう。

　老若男女の湯上りののどを潤す牛乳ですが、お子さまがそれはよく落としてくださいます。

　床はござに似た、乾きがよくて柔らかい素材なんですが、それはよく牛乳ビンが砕け散ります。なぜじゃ！

　そのたびに、うちら従業員が重い業務用掃除機を持って駆けつけるんですが。どんなに時間をかけて念入りに掃除しても、広範囲に飛び散った細かい破片を百パーセント取り去ることは不可能。

　で、何十分もたってから気づくわけです。「いたー！　ガラス踏んだー！」

　うちら「浴室担当従業員」は、脱衣所と浴室を行き来するので仕事中ずっと裸足。サウナで軽いやけどを負うこともあれば、目に見えない極少破片を踏んで負傷なんてことも起こりうる。

　うちらが怪我するならまだいい方。これがお客さまの負傷となると、とたんに損害賠償的な大ごとになることがあります。騒ぐお客さまに付き添って病院へ同行したり、完治するまで治療費払い続けたり、というケースも。

　小さいお子さまが牛乳ビンを持って動き回ってたりすると、毎回ハラハラしどおしなのですよ。できれば持たせないでほしい。せめてじっとさせてほしいっ……！

　牛乳ビン以外にも、たまに化粧水ボトルなどを割ってしまう方がいらっしゃいます。浴室は「割れもの持ち込み禁止」なので、気をつけてくださいね！

　　◇　◇　◇

　そういえば、前回登場した私の先輩。それはよく負傷なさいます。

　サウナのスチームでやけどして水ぶくれできちゃったり。ごみのカミソリを回収しようとして指先を切ったり。シャンプー類を運ぶカートで自分の足を踏んで爪が剥がれたり……。

　客も従業員も裸足だからこそ、怪我にはじゅーーーぶん注意しないといけません。

　みんな守ろうぜ、温泉マナー！

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