140字蟹110 寝言
「うーんうーん、闇クリームコロッケ……はっ! もう夜か……」
「やあ」
「わあ!?」
「蟹だよ」
「なんだ蟹か、びっくりさせないでくれよ」
「部屋に蟹がいたことについてはびっくりしないんだね」
「そりゃ俺は『選ばれる』ってわかってたからな」
「絶望の中でも自信を失わない人間は嫌いじゃないけど」
「けど?」
「よくわからないね」
「何が?」
「こっちの話さ」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます