第106回:第3ジャンルの意味(補講)

今まで何度も言及した「第1ジャンル、第2ジャンルまでは被っても仕方がない。第3ジャンルで差を付ける」と。その意味、これを見れば分かるかもしれませんよ。


・第1ジャンル

 ゲームで例えるのが早いのでゲームで例えます。アクション、RPG、シューティング等と言ったような大きなジャンルですね。ここを主軸として第2ジャンルを設定していく訳です。リズムゲームも第1ジャンルに当たるでしょうか。ドン勝で有名な『PUPG』のようなバトルロワイヤルも第1ジャンルに当たるかもしれません。


・第2ジャンル

 対戦格闘、歴史、神話、現代、ファンタジー、SF、ロボット辺りのワードが該当します。対戦格闘アクション、ロボットシューティングと言う風に組み合わせれば……何となく察する事が出来るでしょう。大まかなジャンルがここまでで完成したと言えるでしょう。


・第3ジャンル

 ここのワードはワードごとの実例は出しません。それこそ、無数と言っても過言ではないので。英単語帳に単語を色々と書いていくような位には……ワードがあると言ってもいいでしょう。


 例えば、『グランブルーファンタジー』は王道スマホRPGと言われていますね。RPGが第1ジャンル、王道が第2、スマホが第3と言えるでしょう。王道が第3ではないかと思われますが、王道RPG自体はグラブルが出る前にも言われているので、第2で問題はないはず。つまり、こうしたワードの組み合わせでジャンルが出来上がるのです。ワードの順番は第1、第2、第3という順番にこだわる必要性はありません。ワードとしておかしくならないようにすればいいのですから。


 これを踏まえると、異世界転移自体は第1ジャンルと言っても差支えはないでしょう。他の作品と差別化する為に第2ジャンルを考え、第3ジャンルを合体させて完成させます。第3ジャンルは、主人公やメインの世界観等がベストなのかもしれませんが……。第1ジャンル次第では、異世界転移も第2ジャンルに流用できるでしょう。


 これで、ようやく何度も言及してきた事の意味も分かりましたね。第1ジャンルが被っているので別のジャンルをやろうと考え、また被ったので……と言う事でエンドレスとなり、スランプに陥る。あるあるですね。だからこそ、第1ジャンルは被っても構わない、他のジャンルで差を付ける事を考えるのです。

(自分も似たような症状に陥った事があるので……)

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